デザイン・装備の違いを細かくご説明します!
軽自動車にもジャンルがたくさんありますが、今回比較するのは【かわいい系の軽セダン】代表のDAIHATSU「ミラトコット」とSUZUKI「ラパンLC」。
軽自動車の中でも特に「可愛い」を兼ね揃えた低ルーフ車の2台を比較します!
しかも可愛いだけじゃなく、装備も充実しているんです。
デザイン性も機能も高いこの2台の、内装・外装・後部座席など室内空間の広さなどを徹底比較し、可愛いを超えた「きゃわいい」を堪能しながら車選びの参考にしていただけたら嬉しいです!
紹介車種
今回比較するのは、DAIHATSU「ミラトコット G SAⅢ」とSUZUKI「ラパン LC Xグレード」です。
目次
DAIHATSU ミラトコット G SAⅢ
メーカー小売希望価格¥1,254,000~
全長 3,395 mm x 全幅 1,475 mm x 全高 1,530mm
動画に登場する車両のカラーは「セラミックグリーン」で、DAIHATSUタフトのマイナーチェンジ後にも登場している非常に人気の高いカラーです。
「ミラココア」の後継車として2018年6月にデビューした車両で、若干の一部改良はされてきましたが、基本スタイルはずっと変わらず生産されている車種です。
SUZUKIラパンLC Xグレード
メーカー小売希望価格¥1,545,500~
全長 3,395 mm x 全幅 1,475 mm x 全高 1,525mm
動画で使用した車両カラーは「トラットカーキメタリック×ソフトベージュ」のツートンです。
2022年6月に新しく仕様変更され、外観からガラリと変わった新型車両なので、どんなところが変わったのかもあわせてご紹介していきます。
そして今回はどちらも上級グレードを用意して比較していきます!
全長・全幅は軽自動車なので同じですが、全高もほぼ同じ2台。155cm以下の立体駐車場にも対応できちゃう低身長さんです。
しかし金額差は29万1500円!!
この金額差をどう感じるか…細かな所も見ていきたいと思います。
外装をチェック!
カラー設定から安全装備まで、どんな違いがあるのか見ていきます。
カラー
両車ともワントーンだけでなくツートンカラーの設定があります。
●ミラトコット…12色、内ツートンカラーは3色
●ラパン…12色、内ツートンカラーは6色
外観
トコットは四角いフォルムでとにかくシンプルなデザイン。
角型ヘッドランプ内のヘッドライトが丸目なので、とても愛らしい印象を受けます。
正面中央にある『TOCOT』のエンブレムがおしゃれです。
横からのシルエットもカクカクとしていて、とにかくシンプル。
ラパンは全体的に丸みを帯びたシルエットが印象的。
『どこか懐かしいのに、新しい』というコンセプトのもとに作られた車両で、スズキの旧車「フロンテ360」がモデルになっているそうです。
そのため大きな丸目ヘッドライトやグリルの形状など、懐かしくも新しいデザインとなっているので、とても特徴的な車両となっています。
サイドのシルエットも旧車を意識したフォルムとなっています。
そしてラパンといえば!忘れちゃいけないウサギのマークもちゃんとグリルに入っています♡
コーナーセンサーとカメラ
【コーナーセンサーとは?】
センサーに障害物が近づくと、音声やアラーム、ディスプレイ表示などで障害物にぶつかる前にドライバーに知らせてくれるもの。
ミラトコットにはコーナーセンサーがフロントに4つ、リアに2つついている他、『パノラマモニター』が備わっています。
【パノラマモニターとは?】
ドアミラー下&前後にカメラが搭載されていて、車を真上から見下ろしたような映像をナビ画面に表示させることができる機能。
周りに障害物や人がいないかを画面で確認できるので、駐車が苦手な方や運転初心者の方にはとても安心な機能です。
対するラパンはコーナーセンサーはリアに2つのみ。
ミラトコット同様にモニター用カメラがほしい!となった場合、メーカーオプション
の「全方位モニター用カメラパッケージ」をつけなければなりません。
その場合追加で52,800円が必要になります。
内装をチェック!
座り心地や内装の質感、装備の違いなど細部までチェックしていきたいと思います。
シート
ミラトコットのシートはかなりクッション性が高く背もたれも柔らかいので、長距離運転でも疲れにくそうな質感です。
フルファブリックシート表皮でカラーはグレー。パイピングもされているので高級感があります。
対するラパンのシートは、ミラトコットに比べると少し硬めな印象を受けました。
しかし、シートもツートンになっている他、デザインも凝っていてとてもおしゃれ。旧車を彷彿とさせるデザインです。
比較車両2台とも、シートリフターがついているので、低身長の方でも運転しやすくなっています。
実は軽セダンにシートリフターが搭載されているのは珍しいので、とっても嬉しい装備ですね。
【シートリフターとは?】
運転席の高さ調整ができる機能のこと。小柄なドライバーでも視界を確保しやすい上に調整できる幅が大きいので、低身長さんから高身長さんまで幅広く対応できます。
インパネ
ミラトコットのインパネガーニッシュはセラミックホワイト。そしてシフトレバーやエアコンの吹き出し口やドアノブにもメッキがほどこされていて、細部にわたってとても洗練された空間を演出してくれています。
ラパンのエアコンの吹き出し口などのインパネカラーはXグレードのみの特別色も設定があり、ウッド調のインパネと相まって落ち着いた高級感のある内装を演出しています。
ステアリングも2色になっていて、ホーン部にとりつけられたエンブレムもボルドーカラーで高級感があります。
ラパンの内装はどこを取っても、とにかくおしゃれ!
ステアリングですが、両車共にチルトステアリング(ステアリング高さ調整が可能なレバー)が標準装備です!
装備
ミラトコットにはUSB電源が2つついていて、運転席・助手席共にシートヒーターもついています(GグレードSAⅢのみの仕様)。
そして運転席と助手席の間にはドリンクホルダーとちょっとした物が置けるスペースがあります。
ラパンも同様に運転席&助手席シートヒーターとUSBソケット2口ついています。
両車共にオートエアコン付きですが、ラパンには女性に嬉しいナノイーXが搭載されたエアコンが付いています。
ガラス
両車ともにフロントガラスは広めに感じます。又、Aピラーも細く設計されているので視界の邪魔にならず運転しやすくなっていて、「こっちの車両の方が運転しやすい!」という差はほぼありません。
しかしガラスそのものに差がありました。
両車ともスーパーUV&IRカットガラスが搭載されているのですが、ミラトコットはフロントのみ。ラパンは前後360度入っているので、日焼けからしっかり守ってくれます。
運転席と助手席しか人を乗せることがない場合はミラトコットでも十分だと思いますが、ラパンのように全方位紫外線から守ってくれていると嬉しいですね。
後部座席
ミラトコットの座面は運転席ほどの柔らかさはありません。
そして座ってみた時の天井の高さは、身長の高い方だと乗った時の圧迫感を感じるかもしれません。
ベンチシートとなっていてリクライニングはできません。シート背面を動かすことはできますが、倒すか起こすかしかできない仕様になっています。
ラパンの後部座席に座ってみると、若干トコットより広く感じました。
そして座面はベンチタイプですが、背面はセパレートタイプなので片側だけ倒すことが可能になっています。そのため片方だけ倒して大きな荷物を置くことができます。
しかしトコット同様、リクライニングはできません。
後部座席にはヘッドレストがない車両が多いですが、ご紹介車どちらにもヘッドレストはついているのは大きなポイントです。
その他ポイント
ミラトコットにはオートリトラミラーがついているのでとても便利です!
【オートリトラミラーとは?】
ドアのロック、アンロックと連動してドアミラーの開閉を行ってくれる機能。
ドアミラーが格納している=鍵が閉まっている、と一目瞭然なので確認しやすいのも大きなポイントです。
ラパンの内装は天井にも模様が入っていたり、サンバイザーを開けるとウサギのマークが隠れていたり…と細部までデザインにこだわっているのを非常に感じます。
そしてバイザーミラーにはライトもついているので、お化粧直しもライトのおかげで見やすくなるので女性に嬉しいポイントです。
そして収納にもこだわっていて、収納付きアームレストもあるので快適なだけでなく便利!
まとめ
同じ可愛い系の軽セダンでも、比べてみるとそれぞれ違った良さがあるので、こうして比較していくと「車選びって楽しい!」と思えますね。
今回ご紹介した2台ですが、トコット同様に全方位モニターをラパンに取り付けて比較した場合、約40万円ほどの差額が出ます。
40万円分のこだわりがラパンにはつまっているように思いましたが、
トコットは40万円安いから物足りないというわけではなく、必要な装備がそろっているにもかかわらず車両本体価格が約130万円というところがとても魅力的だと思います。
サコダ車輛では今回ご紹介したラパンやトコットを多く展示しております。
実際に店頭で乗り比べをしながらお選びいただくことが可能ですので、ぜひお店まで足を運んでいただき「車選びって楽しい!」と感じていただけると嬉しいです。
ご来店お待ちしております!!