ヤリスクロスとライズは、どちらもトヨタのコンパクトカーです。しかも同じクロスオーバーSUVというジャンルになります。クロスオーバーSUVとは、本来オフロードでの使用を前提としたSUVに、街乗りを前提として乗用車の要素を加えた車種です。
ヤリスクロスとライズは同じメーカーで同じジャンルの車なので「ヤリスクロスとライズではどう違うの?」「ヤリスクロスとライズのどちらがいいの?」と悩んでしまいます。
そここの記事では、ヤリスクロスとライズの特徴をまとめ、比較してみました。ヤリスクロスやライズを検討しているとき、参考にしてください。
なお記事内容については、2020年5月現在のヤリスクロスとライズの情報に基づいています。
ヤリスクロスとライズについて
ヤリスクロスとライズを比較する前に、まずは両車の概要について紹介します。
ヤリスクロスとは
ヤリスクロスは、トヨタが製造するコンパクトサイズのクロスオーバーSUVです。ヤリスはもともと「ヴィッツ(Vitz)」という名称で販売されていたコンパクトカー。海外ではヤリスの名前で販売されていました。しかし、2020年2月のフルモデルチェンジのときに国内外問わず名称が「ヤリス」に統一されています。
ヤリスクロスは2020年8月に、ヤリスの派生車種として登場しました。ヤリスと同じコンパクトカーですが、クロスオーバーSUVになったためヤリスよりも少しサイズが拡大。それによって、ヤリスよりも室内空間が広くなっています。
ライズとは
ライズは、トヨタが製造するコンパクトサイズのクロスオーバーSUVです。トヨタとダイハツが共同開発し、共同製造しています。ライズは、2019年に発売されました。姉妹車として、ダイハツの「ロッキー」があります。
内外装の比較
はじめにヤリスクロスとライズの外装・内装を比較していきます。
外装ですが、ヤリスクロスはスタイリッシュで近未来的な印象のデザインです。いっぽうライズはドッシリとしたSUVらしいワイルドさを感じさせます。
両車のボディーサイズは、 以下のとおりです。
車種 | ヤリスクロス | ライズ |
全長 | 4,180mm | 3,995mm |
全幅 | 1,765mm | 19,65mm |
全高 | 1,590mm | 1,620mm |
ホイールベース | 2,560mm | 2,525m |
全長やホイールベースはヤリスクロスのほうが、少しだけ長いです。いっぽう、全幅と全高はライズの方があります。大きさの違いは、わずかなものなのです。両車ともほぼ同じサイズで、コンパクトなサイズだといえるでしょう。
内装については、ヤリスクロスは質感の高さがあります。グレードによって違いはありますが、起毛素材を使ったり、内装色はブラックやダークブラウンを採用しているのが特徴です。
ライズの内装は、スポーティーな雰囲気があります。シートにアクセントカラーとして、赤が使われるなど、シートに座るのが楽しみな工夫がされていました。
また両車の室内サイズは、 以下のとおりです。
車種 | ヤリスクロス | ライズ |
室内長 | 1,845mm | 1,955mm |
室内幅 | 1,430mm | 1,420mm |
室内高 | 1,205mm | 1,250mm |
最低地上高 | 170mm | 185mm |
ヤリスクロスのほうが少しだけ幅があり、地上高が低いです。しかしライズは、室内長と室内高があります。どちらも体感では、ほぼ同じような室内空間の広さだといえるでしょう。
荷室も比較してみましょう。
車種 | ヤリスクロス | ライズ |
荷室長 | 820mm | 755mm |
荷室幅 | 1,400mm | 1,000mm |
荷室高 | 850mm | 865mm |
ヤリスクロスのほうが、荷室長(奥行)と荷室幅が長いです。いっぽう、荷室高はライズのほうがあります。
ヤリスクロスのほうが、荷室がやや広めだといえるのではないでしょうか。
グレード、パワートレインを比較
グレードですがヤリスクロス、ライズともガソリン車とハイブリッド車の設定があります。ヤリスクロスのエンジン排気量は、すべて1.5リットルです。いっぽうライズのエンジンはダイハツ製のものになり、排気量は1.2リットル。ガソリン車の4WDモデルのみ、1.0リットルのターボエンジンになっています。
またヤリスクロスとライズは、どちらも2WDと4WDの駆動方式を設定。ヤリスクロスのハイブリッドモデルでは、4WDに電気式4WDシステム「E-Four」を搭載しています。またライズのハイブリッドモデルは2WDのみで、4WDが設定されていません。ライズで4WDを選ぶ場合は、ガソリンモデルのみになります。
ヤリスクロス、ライズのそれぞれのグレードと燃費は以下のとおりです。
【ヤリスクロス】
【ライズ】
安全性能を比較
ヤリスクロスは、一部のグレードを除き予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense(トヨタ・セーフティー・センス)」を標準搭載しています。
ヤリスクロスとライズに搭載されている安全機能を比較してみましょう。
ヤリスクロス | ライズ | |
パーキングサポート | ○ | ○ |
アダプティブ クルーズ コントロール | ○ | ○ |
レーン キープ コントロール | ○ | ○ |
ブレーキ制御付誤発進抑制機能 | ○ | ○ |
歩行者・自転車検知 | ○ | ○ ※歩行者のみ |
前方静止物衝突回避 | ○ | ○ |
後方静止物衝突回避 | ○ | ○ |
誤発進抑制 | ○ | ○ |
ブラインドスポットモニター | ○ | ○ |
標識認識 | ○ | ○ |
横風対応制御 | ○ | |
アダプティブハイビームシステム/ オートマチックハイビーム | ○ | ○ |
セカンダリーコリジョンブレーキ | ○ | ○ |
SRSエアバッグ・SRSサイドエアバッグ・SRSカーテンシールドエアバッグ | ○ | ○ |
ヤリスクロスとライズでは、ほぼ同じような安全機能を搭載しています。ただしヤリスクロスにはライズにない安全機能があるのが違いです。
ヤリスクロスにのみ搭載されているのは、歩行者・自転車検知機能。ライズにも検知機能はついていますが、対象は歩行者のみになっています。また横風対応制御機能も、ヤリスクロスにのみに搭載され、ライズにはない機能です。高速走行中に強い横風を検知すると、車線からの逸脱を抑制し、安全な運転をサポートします。走破性、走行性能を比較
ヤリスクロスのエンジンは、高出力と低燃費を両立させたコンパクトエンジンです。また力強い発進とスムーズな加速を実現しています。
ライズのエンジンもヤリスクロス同様に、すぐれた動力性能と低燃費を実現しているコンパクトエンジンです。アクセル操作に対するリニアな加速と、力強い低速トルクによる低回転での走行をします。
また燃費がいいのかどうかも、気になるところです。ヤリスクロス、ライズのそれぞれのグレードと燃費を比較すると、以下のとおりです。
【ヤリスクロス】
【ライズ】
燃費に関しては、ヤリスクロスとライズはほぼ互角と考えてよいでしょう。
まとめ
ヤリスクロスとライズ、どちらもトヨタのコンパクトなクロスオーバーSUVということで、
何を基準にして選ぶかを悩んでしまいます。燃費、広さ、エクステリア、インテリア等々
迷ってしまうかもしれません。どちらも良いところがあるのでまずは予算と見た目で選んでしまうのも手です。
そこからはご自身の車の使い方や乗る距離、乗る頻度によってグレードを悩んでみたりしてはいかがでしょうか?
ちなみに私は通勤距離が往復50km以上あるので燃費の良いHYBRIDでゴルフバッグなどの大きな荷物
を積んだりするので荷室の広いヤリスクロスかなと思っています。
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