ホンダを代表する大人気の軽自動車「N-BOX」
2011年末に登場してから10年以上、経過した現在でも安定した人気を獲得しています。
N-BOXが大流行したこともあり、スズキやダイハツなどメーカーは軽ハイトワゴンに力を入れて開発しました。
多くのライバル車が発売されていますが、やはりN-BOXの人気は常に頭ひとつ抜けています。
この記事では、N-BOXが選ばれ続ける理由と魅力について解説していきます。
これまでの歴史や、3代目の発売時期の予想もしていますので、ぜひ参考にしてください。
目次
ホンダN-BOXはどんな車?
N-BOXはホンダが発売している軽自動車で、2011年末に発売されてから現在まで圧倒的な人気を誇っています。
そもそもN-BOXはホンダが展開している「Nシリーズ」の1つです。
N-BOX以外には、
- N-WGN
- N-ONE
- N-VAN
などのモデルがラインナップしています。
ちなみに「N」は「乗り物(NORIMONO)」から取っており、ただの移動手段ではなく「人が乗るためのもの」という意味がこめられています。
ホンダが初めて作った軽ハイトワゴンだったこともあり、発売開始前から注目を集めていました。
2022年にはフルモデルチェンジを行い、ホンダ独自の安全システム「Honda SENSING」を標準装備して、デザインや使い勝手だけでなく安全性能の向上にも成功しています。
また、2021年にはNシリーズで「販売台数200万台」を達成しました。
新車販売台数では軽自動車部門で7年連続で1位に選ばれており、まさに圧倒的な人気を誇るホンダの主力モデルです。
ホンダN-BOXの魅力を徹底解説
ここからは、ホンダN-BOXが選ばれ続ける理由と、その魅力について解説していきます。
N-BOXの主な魅力は、以下の5つです。
- 室内空間
- デザイン性
- 使い勝手
- 安全性能
- シートアレンジ
2022年のマイナーチェンジで変更したポイントも合わせて紹介していきます。
室内空間
1つ目は「室内空間」です。
N-BOXの室内長は224cm、室内高は140cmとライバル車たちよりもやや広めとなっています。
この設計が実現できたのはホンダ独自の技術「センタータンクレイアウト」を採用しているためです。
従来の設計では、燃料タンクを後席や荷室の下に配置するのが一般的でした。
しかし、「センタータンクレイアウト」は燃料タンクを前席の下に配置しており、そのおかげで床を低くすることに成功しています。
また、ミニバン並みのシート間隔があるため、大人4人で乗っても窮屈さは感じないでしょう。
デザイン性
2つ目は「デザイン性」です。
軽自動車とは思えない、こだわり抜かれたスタイリッシュなデザインもN-BOXの大きな魅力でしょう。
発売当初からデザインには定評があり、高級感に溢れる外装と使い勝手の良い内装は、長年に渡り支持されています。
2022年のマイナーチェンジでは上質なデザインのカスタムモデルと、親しみやすいノーマルモデルの2タイプが展開されました。
使い勝手
3つ目は「使い勝手」です。
N-BOXは室内空間の広さに注目されがちですが、広さを活かした使い勝手の良い収納スペースも長年愛される理由でしょう。
運転席の周辺は特にこだわっており、
- 紙パックがおける四角いドリンクホルダー
- スマホやタブレットが置ける大型トレー
- ティッシュBOXが楽々入るアッパーボックス
上記以外にも、小物が収納できるスペースが随所に散りばめられています。
運転席と助手席の後ろにはメッシュタイプのポケットが付いており、収納式のテーブルも設置できます。
収納スペースが多く、自分好みにカスタマイズできることもN-BOXを選ぶ1つの楽しみになっているようです。
安全性能
4つ目は「安全性能」です。
N-BOXは2022年のマイナーチェンジから、ホンダ独自の最新技術「Honda SENSING」を全モデルに標準装備しました。
「Honda SENSING」には安全技術をサポートする機能が盛り込まれており、運転が苦手な人に大きな安心感を与えます。
- 衝突軽減ブレーキ
- 誤発進抑制機能
- 歩行者事故低減ステアリング
- 路外逸脱抑制機能
- アダプティブクルーズコントロール(ACC)
- 車線維持支援システム
- 先行発進お知らせ機能
- 標識認識機能
- 後方誤発進抑制機能
- 近距離衝突軽減ブレーキ
- オートハイビーム
- アダプティブドライビングビーム
- トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)
マイナーチェンジ後のN-BOXには、ホンダの基本的な安全装備がすべて搭載されています。
デザインや使い勝手だけでなく、安全性能でN-BOXを選ぶ人も今後は増えていくでしょう。
シートアレンジ
5つ目は「シートアレンジ」です。
広い室内空間を活かした多彩なシートアレンジもN-BOXの人気の秘訣でしょう。
後部座席を畳むだけでも27インチの自転車が積み込み可能で、助手席を後ろに倒すことで更にスペースを確保できます。
また、後部座席は前方向に畳むだけでなく、後方に跳ね上げることも可能です。
そのため、背の高い荷物も問題ありません。
多彩なシートアレンジのおかげで、幅のある荷物を積み込めるだけでなく、荷物の乗せ降ろしのし易さも実現しています。
ホンダN-BOXのフルモデルチェンジを予想
初代N-BOXは発売から3年後にマイナーチェンジ、発売から5年後にフルモデルチェンジしています。
また、2代目N-BOXも発売から3年後にマイナーチェンジしているため、これまでと同様の流れなら、2022年末から2023年春頃にフルモデルチェンジすると予想できるでしょう。
しかし、「3代目N-BOXの発売は遅れるのでは?」という声も少なくありません。
発売時期が遅れると予想される主な理由は、以下の2つです。
- 国内随一の主力車種であるため絶対に失敗できないこと
- 世界的な半導体不足
圧倒的な人気を誇るN-BOXだからこそ、ホンダも発売時期に慎重にならざるを得ません。
3代目N-BOXの発売時期はユーザーだけでなく、各メーカーも意識しています。
いずれにせよ、今後もN-BOXは軽自動車界の中心的な存在になることは間違い無いでしょう。
ホンダN-BOXの魅力まとめ
この記事では、N-BOXが選ばれ続ける理由と魅力について解説しました。
N-BOXは広い室内空間に高いデザイン性、2022年のマイナーチェンジでは安全性能まで向上しています。
「軽自動車の中で1番売れている」と聞いても納得できるのではないでしょうか。