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通勤に最適な軽自動車は?短距離・長距離それぞれのおすすめモデル&選び方を解説

毎日の通勤において、軽自動車は維持費の安さや取り回しの良さから多くの方に選ばれています。​しかし、通勤距離や使用環境によって、最適な車種や装備は異なります。

​本記事では、通勤距離に応じた軽自動車の選び方と、おすすめのモデルを詳しく紹介します。

通勤に軽自動車がおすすめの理由

通勤用の車には、経済性や日常の使いやすさが求められます。ここでは、軽自動車が通勤に最適な理由を、3つのポイントに分けてみていきましょう。

維持費が抑えられる

通勤用の車は日常的な移動の足となるため、どうしてもガソリン代や自動車税、車検費用などを含めた維持費が気になるでしょう。

軽自動車は税金の優遇措置があるため、普通自動車に比べて軽自動車税(種別割)や重量税が安くなります。加えてボディサイズや排気量に規制があるので燃費が良い傾向があり、特に低燃費であることを売りにしているモデルではなくてもガソリン代を節約できるケースが多いといえます。

ランニングコストが抑えられるため家計に優しく、通勤用の車に最適です。

選択肢が豊富

現在は軽自動車人気が高まっていることもあり、国内メーカー各社が競って新モデルを投入しています。定番といえるハッチバックタイプのほかにも、室内を広く取ったスーパーハイトワゴンタイプ、SUVテイストのモデルなど、さまざまなバリエーションがあります。

デザインも近年は個性的なものが増えており、おしゃれなデザインであることを重視したい方から実用面を優先したい方まで、幅広いニーズに対応した選択が可能です。

安全性や快適性も進化している

軽自動車はボディサイズが小さいこともあり、「安全性に不安がある」というイメージを持つ方が一定数いるといいます。しかし、近年の軽自動車は衝突安全性に配慮されたボディを採用しているのはもちろん、衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い時急発進抑制装置などの先進安全技術を搭載しているため、普通車と比較して安全性が大きく劣る、ということはほとんどありません。

むしろここ数年の間に新型に切り替わった軽自動車の場合、普通車顔負けの先進安全技術の充実度を誇るモデルも少なくありません。

また、パッケージング技術の向上により室内の広さも確保され、モデルによってはシートヒーターやサーキュレーター、紫外線や赤外線をカットしてくれるウィンドウなどを採用し、快適性も高めています。

軽自動車は一般的に普通車よりも車両本体価格が安い傾向がありますが、今や「安かろう悪かろう」ではない、「コストパフォーマンスが高い車」に進化しているため、あえて軽自動車を選ぶ方も増えています。

通勤距離に応じて軽自動車の選び方は変わる

通勤とひとことで言っても、近場に通う場合と遠方に通う場合では車に求めるポイントが異なります。近距離通勤であれば、取り回しのよさや燃費の良さを重視するのが一般的です。頻繁にストップ&ゴーを繰り返すシーンでは、スムーズな加減速と低燃費が重要になります。

一方、長距離の通勤が想定される場合、快適性や静粛性、ターボモデルによる走行余力の確保などが大切になってきます。高速道路やバイパスを利用するなら、運転支援システムの有無や、エンジンのパワーにも注目して選ぶとよいでしょう。

次章以降では、短距離通勤と長距離通勤に分けて、選ぶ際のチェックポイントとおすすめ車種を紹介します。

短距離通勤に向いている軽自動車の選び方とは?

短距離の通勤では、頻繁な乗り降りや狭い道路の走行を想定する必要があります。そのため、運転のしやすさや経済性を優先して車種を選びましょう。

取り回しのしやすさは重要

短距離の通勤では、市街地の狭い路地や駐車場への出し入れなど、取り回しのよさが重視されます。ボディサイズがコンパクトな軽自動車は、小回りが利くモデルが多いため、運転初心者の方でも扱いやすいのがメリットです。

特にホイールベースが短めのモデルはUターンや縦列駐車が楽にでき、都市部の狭い路地などでもスムーズに移動できるでしょう。

広さにはそこまでこだわらなくてOK

通勤のみであれば、車内の広さを必要以上に求める必要はありません。もちろん快適な座席スペースは大切ですが、後部座席を頻繁に使わない、荷物をあまり積まない、というのであれば、コンパクトなハッチバックタイプで十分です。

むしろ、軽量ボディであるほど燃費面や取り回しの良さが向上する傾向があり、維持費の面でのメリットが大きくなります。

コスパ重視がおすすめ

短距離通勤がメインの場合、快適装備の充実度や走行性能の高さにこだわるとオーバースペックになるケースが多々あります。

必要のない機能を搭載した高いモデルを選ぶよりも、低価格で維持費も安いコスパ重視で選んだほうが賢明といえるでしょう。

レジャーも想定するならシートアレンジをチェック

「通勤は短距離だけれど、休日にはアウトドアなどのレジャーも楽しみたい」という方は、シートアレンジの柔軟性や荷室スペースの使い勝手も確認してみましょう。

軽自動車でも後席をフルフラットにできたり、座面を跳ね上げられたりと、工夫を凝らしているモデルが多く登場しています。特にキャンプなど荷物が多くなりがちな趣味がある方や、自転車を積み込みたい方には重要なチェックポイントといえます。

短距離通勤におすすめの軽自動車5選

短距離通勤には、以下の5車種がおすすめです。

  • スズキ アルト
  • ダイハツ ミライース
  • スズキ ワゴンR
  • 日産 デイズ
  • ダイハツ ムーヴキャンバス

それぞれ、詳しくみていきましょう。

アルト

スズキ アルト

スズキ「アルト」は、コンパクトなボディと優れた燃費性能が特徴のモデルです。​現行モデルでは、マイルドハイブリッドシステムを採用し、WLTCモード燃費で27.7km/Lという高いレベルの低燃費を実現。この数値は、ガソリン・マイルドハイブリッド車クラストップです(2024年1月時点、スズキ調べ)。

​また、比較的買いやすい価格設定も魅力。スズキの予防安全技術である「スズキ セーフティ サポート」や6つのエアバッグを全車に標準装備し、安全性も高められています。

ミライース

ダイハツ ミライース

ダイハツ「ミライース」は、低燃費と手頃な価格で人気のモデルです。​2024年9月の一部改良では、車両後方コーナーセンサーの追加や、全モデルにダイハツの予防安全機能「スマートアシスト」を標準装備するなど、安全性と利便性が向上しています。​

コンパクトなボディで取り回しが良く、短距離の通勤に最適です。 ​

ワゴンR

スズキ ワゴンR

ハイトワゴンの先駆けといえるスズキ「ワゴンR」。従来の軽自動車の欠点であった「狭さ」を、全高を高く取ることで解消した、多くの方に愛されるロングセラーです。

現行型はベーシックモデルに加え「カスタムZ」と「スティングレー」を加えた3つのタイプから自分好みの1台が選べます。

デイズ

日産 デイズ

日産「デイズ」は、先進的なデザインと充実した安全装備が魅力。​2023年9月のマイナーチェンジでは、内外装のデザイン変更や装備の充実が図られました。

​デイズは運転支援システム「プロパイロット」をはじめとする最新鋭の安全技術を多数搭載し、近隣での取り回しの良さとロングドライブ時の安全性、快適性を両立した1台です。

ムーヴキャンバス

ダイハツ ムーヴキャンバス

個性的なデザインと使い勝手の良さで人気のダイハツ「ムーヴキャンバス」。​現行型では、異なる世界観を表現する「ストライプス」と「セオリー」の2タイプが設定され、ユーザーの好みに合わせた選択が可能になりました。​

程良い大きさのハイトワゴンにスライドドアを組み合わせた、斬新なパッケージングが特徴です。デザインの愛らしさに加えこまごまとした収納やかゆいところに手が届くような快適装備をそろえ、女性人気が高いモデルでもあります。

長距離通勤に向いている軽自動車選びはここがポイント

通勤距離が長くなると、車に求める性能は短距離とは大きく変わってきます。毎日の運転時間が長いからこそ、快適性や安全性、そして運転時の疲労を軽減してくれる機能が重要になります。

ここでは、長距離通勤に適した軽自動車を選ぶうえで注目すべきポイントを紹介します。

長く乗るので快適さは大切

長距離通勤の場合、1回あたりの運転時間が長くなりがちです。そのため、シートの座り心地や車内の静粛性、エアコンの効き具合、視界の広さといった「乗っている間の快適性」が非常に重要になります。

特に毎日の通勤に使う車だからこそ、細かな振動を吸収してくれるサスペンション設計や、疲れにくいドライビングポジションが確保されている」など、快適性に配慮された車種を選ぶことで、通勤ストレスを大きく軽減することができます。

ターボモデルの選択肢があるか

高速道路やバイパスを頻繁に利用するなら、ターボ付きのモデルを検討するのも手段のひとつです。

軽自動車は排気量が660ccまでに制限されていますが、ターボチャージャーを搭載していれば高速合流時や追い越しをする際の加速もスムーズで、ストレスなく運転できるでしょう。

先進安全技術の充実度

長距離運転では、どうしても疲れがたまりやすく、集中力が低下してしまうこともあります。そうした状況に備えて、蛇行したら警告してくれる機能や、車線逸脱を防ぐようサポートしてくれる機能など、先進安全技術が充実した車種を選ぶと安心です。

近年は、高速道路での運転負担を軽くしてくれる運転支援機能を搭載したモデルも登場しています。長距離通勤が日常という方には、こうした機能の有無もチェックしておきたいポイントです。

走りの良さ

通勤で高速道路やバイパスを頻繁に使う場合、走りの良さは大切なポイントです。走行安定性が高い車種なら高速走行時でもふらつきが少なく、横風や路面からの衝撃も受けにくいため、長時間の運転による疲れやストレスが軽減されます。

足回りのしっかりしたモデルや、車両の重心が低めで安定した走りを得意とするモデルを選ぶと、毎日の通勤がより快適で安全なものになるでしょう。

長距離通勤にぴったりのおすすめ軽自動車5車種

長距離通勤におすすめの軽自動車を厳選して5車種紹介します。高速性能や快適性を重視したモデルを中心にピックアップしています。

  • ホンダ N-BOX
  • スズキ スペーシア
  • 日産 サクラ
  • スズキ ハスラー
  • ホンダ N-ONE

N-BOX

ホンダ N-BOX

軽スーパーハイトワゴンを代表する存在といえる、ホンダ「N-BOX」。広々とした室内空間と安定した走りで定評があるモデルです。

ホンダ独自のパッケージング技術によって軽自動車の域を超える広い居住空間を確保し、シートアレンジ次第で自転車などの大型の荷物も余裕をもって積み込めます。また、ホンダらしく走りの良さに定評があり、ふらつきやすいスーパーハイトワゴンの中でも特に安定性が高く、走行性能に優れたモデルとしても知られています。

スペーシア

スズキ スペーシア

スズキ「スペーシア」はマイルドハイブリッドシステムの搭載により、燃費がかさみがちなスーパーハイトワゴンであっても高いレベルの低燃費を実現しているモデルです。

また現行モデルは、軽自動車トップレベルの先進安全技術の充実度でも話題になりました。交差点での衝突回避支援に対応した衝突被害軽減ブレーキや、カーブで速度を抑制したり、車線変更時にサポートをしたりする運転支援機能も採用しており、安全性にこだわる方にもおすすめです。

サクラ

日産 サクラ

軽自動車初のEVである日産「サクラ」は、EVならではの静粛性と力強い加速性能が持ち味です。高速道路の追い越しや合流もストレスフリー、しかも静かなので毎日の長時間の運転も苦にならないでしょう。

また、アクセルペダルだけで加減速がコントロールできる「e-Pedal Step」によってペダルの踏み替え回数が減るため、より快適に運転できます。

ハスラー

スズキ ハスラー

スズキ「ハスラー」は、SUVテイストのデザインと高い走破性が魅力のクロスオーバーモデルです。最低地上高が高めに設定されていることに加え、4WD車にはグリップコントロールやスノーモードを搭載し、悪路や雪道でも安定した走行が可能です。

ハイトワゴンベースのクロスオーバーモデルであるため、室内の広さも上々。ルックスだけではない、走りも快適性も高いレベルを実現した1台です。

N-ONE

ホンダ N-ONE

ホンダのN-ONEは、クラシカルなデザインと、最新装備を多数搭載し、プレミアム感あふれる軽自動車です。軽自動車初のFFターボと6MTの組み合わせた「RS」グレードの設定があり、走りにこだわりのある方にも適した選択肢といえます。

それほど背が高いモデルではありませんが、低床設計であるため狭さを感じることはありません。またオートブレーキホールドや電子制御パーキングブレーキを全車標準装備しています。

通勤用の軽自動車を選ぶときの注意点

通勤距離や走行ルートに合わせて車を選ぶことは大切ですが、それだけで満足のいく1台に出会えるとは限りません。あとから「こうしておけばよかった」と後悔しないためにも、あらかじめ確認しておきたいポイントを整理しておきましょう。

購入後に「思っていたのと違った」とならないよう、事前に確認しておきたいポイントを整理しておきましょう。

グレードによって装備には差がある

同じ車種でも、グレードによって装備や機能に大きな差があります。特に先進安全機能やターボエンジンの有無はグレードによって設定が異なることが多いため、購入前に必ず確認してください。

また、CMでアピールされるようなそのモデルの「売り」となっている快適装備や先進技術は、オプションの場合が多く、標準装備される場合でも最上位グレードのみ、ということがほとんどです。どうしても欲しい装備がある場合、その点にも注意しましょう。

通勤以外の用途にも使用するのかを考慮する

通勤用途がメインでも、週末の買い物や遠出などにも車を使う機会があるかもしれません。

実家への帰省や友人との旅行など、いつどのように使用する可能性があるのかをあらかじめイメージしておくと、よりマッチした車選びができます。短距離通勤が多くても、休日にロングドライブへ出かけるなら、高速道路走行を快適にこなせるモデルを候補に入れるのがおすすめです。

特に高速道路での走行性能はモデルによって差がある

軽自動車は排気量やパワーが普通車には及ばないため、そもそもの傾向として高速道路には弱みがあるといえます。特に近年人気を集めているスーパーハイトワゴンは快適性が高く便利ではありますが、背が高いためふらつきやすい、というデメリットも否定できません。

そのデメリットを解消するために各社が工夫していますが、そのため高速道路における安定性や加速のスムーズさ、風切り音の少なさなどは、車種によって大きく変わる点は注意が必要です。可能であれば試乗し、自身が安全・快適に運転できると感じるモデルを選ぶことをおすすめします。

まとめ

軽自動車は維持費の安さや取り回しの良さから、通勤用として非常に優れた選択肢といえます。短距離通勤にはコンパクトで燃費に優れたモデル、長距離通勤には快適性や安全性を備えたモデルが適しているでしょう。

また、通勤以外の用途も考慮し、自分のライフスタイルに合った1台を選ぶことが大切です。装備の違いや高速走行性能にも注目しながら、後悔のない車選びしてください。

この記事を書いた人

渡辺恭平
役職:WEB担当兼自動車/自動車保険アドバイザー 大学卒業後にサコダ車輌に入社。入社後は自動車アドバイザーとして100名以上のお客様の お車の悩みやご要望にお応えしてきました。皆様に安心安全で、楽しいカーライフを送っていただけるよう お客様第一で真心を込めた接客を心がけております!また、現在はお客様のクルマ選び、お車の悩み解決に お役立ていただけるよう最新の車情報やレビュー、お役立ち情報もお届けしています!

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