アウトドア好き&軽SUV検討中の方は必見!!
キャンプやアウトドアの需要が高まってきている今、メーカーからもユーザーからも注目されているSUV車両。
その中でも大人気の車種、DAIHATSU「タフト」と、同じメーカーから発売された「タントファンクロス」って一体何が違うの?とお思いの方も多いはず。
今回は同メーカー車両を比較します!
(同じメーカーの車両比較は今回初めてなのも見どころです!)
まず…SUVとは??
このくだり、どこかで見た気がしますが…
サコチャンネラーなら答えられるはず!ですが、改めて『SUV』についてご説明いたします。
目次
SUVとは『スポーツユーティリティビークル(スポーツ用多目的車)』の略。
子供の送迎や買い物などの日常生活での使い勝手が良く、アウトドアレジャーやキャンプなど荷物をたくさん積んだり、整備されていない道路を走行するのにも適した車種の1つです。
紹介車種
DAIHATSU タフト Gグレード
メーカー小売希望価格¥1,485,000~
全長 3,395 mm x 全幅 1,475 mm x 全高 1,630 mm
ダイハツのクロスオーバー系SUVの代表車。
今回比較でご用意した車両はGグレードという、サコダ車輛でも人気のお車です。
DAIHATSU タントファンクロス
メーカー小売希望価格¥1,721,500~
全長 3,395 mm x 全幅 1,475 mm x 全高 1,785mm
すでにタフトというSUVカテゴリの車両が発売されているのにもかかわらず、2022年8月に登場したSUV車両。
タフトとの大きな違いは「軽ハイトワゴンSUV」であるということです。
【クロスオーバー??軽ハイトワゴンって?】
クロスオーバーSUVとは、一言で説明すると「SUVだけど街乗り重視した車種」です。
そして軽ハイトワゴンSUVは、その名の通り「通常より背の高い軽自動車SUV」です。”トールワゴン”という言い方もするようです。
2台共にスポーティでワイルドな見た目の車両ですが、今回は
外装・内装の比較だけでなく、視界の広さの差や、後部座席から荷室まで室内空間の細かな違いも徹底比較していきます!
外装
両車ともごつごつとしてワイルドな見た目となっていて、どちらの車両もルーフレール付き。
ヘッドライトも角目タイプなのも同じですが、タントファンクロスはライト内部が二段になっているので、よりキリッとした印象を受けます。
グリルもピアノブラックで塗装されているので高級感がありますが、プロテクトをイメージしたバンパーコーナーの黒樹脂が、力強さを感じさせます。
そして2台ボディと同色になっていないパーツが各所にあることによりSUV感を演出し、スポーティでかっこいいデザインとなっています。
タイヤサイズに違いアリ
タフトは165/65R15。タイヤハウス内が黒くなっているためSUV感がアップしているように感じます。
タントファンクロスのタイヤサイズは155/65R14。
カラー設定にも違いがありました。
タフトは全9色の設定があり、すべてワンカラーです。
しかしGグレード以上になると、ガラスルーフ前方部のルーフヘッダーがブラックになるので、ツートンカラーのような印象になります。
タントファンクロスは全13色。内5色がツートンです。
全高に大きな差
全高はタフトが1,630mmなのに対し、タントファンクロスは1,785mm。
タントファンクロスの方がかなり高く設計されていますが、この違いがどう室内に影響するのか…次の室内空間の紹介の中でご説明します!
内装
電子パーキングブレーキやブレーキホールド、運転席&助手席シートヒーターはどちらの車両にも搭載されている装備。
他、シートデザインや収納位置が同じであったり、シートの高さが変えられたりと共通している装備はたくさんありますが、
それ以外の細かな違いもチェックしましたのでご紹介していきます。
室内空間の広さ(高さ)
タフトが1,270mmという高さに対し、タントファンクロスは1,370㎜とその差は10cm!
カラー
両車共にエアコンの吹き出し口やメーター周りにオレンジ色のアクセントカラーが特徴、
なのですが、タフトの方が光沢があってタントファンクロスはマッドな印象を受けました。同じオレンジでも絶妙な違いがあるようです。
運転席
タフトの方がフロントガラスがそんなに大きいわけではなく、ボンネットも少し長いためか前方が見えずらい印象でした。
しかしシートの高さを変えられるので、低身長な運転手でも視界の広さをカバーできると思います。
そしてタフトといえばガラスルーフ!
タントファンクロスより10cm低いので、天井との距離が近く少し圧迫感がありますが、ガラスルーフがあることにより圧迫感が軽減されとても開放的な室内空間です。
対するタントファンクロスはボンネットも短めでフロントガラスも大きく視界も広いので、運転のしやすさで比較するとタントファンクロスの方が運転しやすそうに感じました。
シートの座り心地は、タントファンクロスの方が柔らかく心地が良かったことが印象的でした!
タフトはシートも固めの作りになっていたこと以外にも、電子パーキングとブレーキホールドのスイッチ位置の関係でシートが少し小さめとなっていて、座り心地はタントファンクロスに軍配が上がりました。
※ここでダイハツのスタッフさんからの情報!※
タントファンクロスは『ファミリーを意識したモデルとなっている』そうで、シートの座り心地などに影響しているのではないかと思います。
そしてこの”ファミリーを意識した”ポイントがまだまだありますので、タントファンクロスだけの特徴をご紹介していきます!
☆両側パワースライドドア&ミラクルオープンドア!☆
両側ともパワースライドドアだけでなく、ミラクルオープンドアとなっています!
【ミラクルオープンドアとは?】
前後のドアにピラーを内臓することによって生まれた大開口ドアのこと。
前席と後部座席との間の柱が無くなるので、大きな荷物の出し入れや子供と一緒の乗り降りもスムーズに行うことができます。
狭い駐車場などでとても安心な機能ですね。
☆助手席がギリギリ前まで移動できる☆
助手席のシートを前方に移動すると、足も入らないほど前につめられます。
そのため運転席から後部座席へのアクセスがしやすくなり、後部座席に座っている人へ物を渡したり、子供の対応がしやすくなります。
そしてオプションの「シートスライド(運転席ロングスライド)」というパーツを付けると、運転席が540mmも移動可能に!
さらにウォークスルーしやすくなるので、さすがファミリーを意識した車両と言えます。
後部座席
タントファンクロスのファミリーを意識したポイントは後部座席にもありました!
タフトとの違いもあわせてご紹介していきます。
シートの硬さ
運転席同様、タントファンクロスのほうが柔らかく座り心地が良かったです。
タフトはかためですが、バンほどのかたさではありません。
シートアレンジ
タントファンクロスの後部座席は足元も広く設計されており、リクライニングもできて快適なドライブが楽しめそうです。
後方(荷室側)からのシートスライド操作も可能なのでアレンジしやすいです。
対するタフトの後部座席はリクライニングもシートスライドもできません。
しかし独立しているので、片側のみシートをたたむことはできます。
リクライニングができるタントファンクロスですが、シートを倒してもフルフラットにはならず…荷室に設置されているデッキボードを組み立てることによりフルフラットに近くなります。
タフトはシートを倒すだけでフルフラットになるのは大きなポイントといえるでしょう。荷室は汚れにくい素材でできているのも嬉しいポイントです。
動画では車中泊モードにした比較映像も出てきます。
どれぐらいフラットになっていて、車中泊時はどう過ごせそうかも確認できますので、ブログだけでなくぜひ動画もご覧ください!
まとめ
今回比較した2台は、タントファンクロスの方が車両小売価格が24万円も高く設定されています。
両側パワースライドドアでミラクルオープンドアがついていたり、乗り心地などを考えるとファミリーはタントファンクロスの方が使い勝手が良さそうです。
さすが「ファミリーを意識した」モデルと言えますね。
しかしタフトは、よりSUV感強めな車両となっていて、通勤がメインでたまに人を乗せることがあるという方にはおススメな車両です。
何よりガラスルーフはとても魅力的です!
そして車中泊モードにした時のフラット感などを見ると、タフトの方が断然寝心地が良さそうな印象でした。
使い方や見た目の好みなどそれぞれあるとおもいますので、
今回の比較で、「どっちが良いかな?」とお悩みの方々の検討材料となれば嬉しいです!