都会派vs冒険派!N-BOX JOYとデリカミニ、個性際立つ軽スーパーハイトワゴン対決
今や軽スーパーハイトワゴンもSUVスタイルがトレンド。ホンダ「N-BOX JOY」と三菱「デリカミニ」は、軽自動車の枠を超えたデザインと機能…
2024年11月16日
引用:ホンダ公式サイト
ホンダでは、N-BOX JOYの特設サイトが2024年8月22日より公開されています。
情報は外観や内装の一部、純正アクセサリーが用意されているといった内容だけにとどまっていましたが、2024年9月22日時点では外観デザインや仕様、装備などが少しずつ明らかになってきました。しかし、発売を前にまだ明らかになっていない内容もあります。
そこで今回の記事では、N-BOX JOYに関する現時点での情報を予想を加えてご紹介していきます。N-BOX JOY購入を視野に入れている人のお役に立てるような内容をお届けします。
目次
N-BOX JOYは、N-BOXに追加される新しいグレードです。
従来のN-BOXとの違いは、N-BOX JOYにはアウトドアテイストが加わっていることです。
外観や内装はJOY専用のパーツやデザインが採用されるなど、N-BOXやN-BOXカスタムとは差別化が図られています。そのほか、N-BOX JOY純正のアクセサリーも用意されています。
N-BOXは、2011年に初代モデルが登場しました。
ホンダの軽自動車のラインアップを充実させるために誕生した車種であり、当時のホンダにはなかった軽スーパーハイトワゴンを開発することになりました。初代モデルの開発には、元ホンダF1開発責任者や開発メンバーといった実力者が参画しています。
現行型は、2023年10月に登場した3代目モデル。
自然吸気エンジンモデルのN-BOXとターボ搭載モデルのN-BOXカスタムが、完全にすみ分けされています。機能としては、安全運転支援システム「Honda SENSING」が強化されたほか、ホンダ軽自動車初の車載通信モジュール「Honda CONNECT」が採用されています。
今は、日本国内における新車販売の約4割が軽自動車という時代で、中でもN-BOXは軽自動車の中で最も販売台数の多い人気車種です。
市場全体としては軽スーパーハイトワゴンがブームですが、少しずつ落ち着きを見せていて、少しずつSUV風のデザインが好まれる傾向にあります。
N-BOXは初代モデル登場の2011年から継続して圧倒的な人気を誇っていて、迫力のあるエクステリアデザインや高性能なエンジンと安全装備は、幅広い層から支持を得ています。
競合他社から発売されているライバル車ですが、ダイハツ・タントのSUVモデル「タント・ファンクロス」が2022年10月3日に発売されたことを皮切りに、スズキもスペーシアのSUVモデル「スペーシアギア」を発表、2024年7月24日にはティーザーサイトが公開されました。
三菱・デリカミニの販売も好調で、2023年5月の発売前日までに1万6,000台もの予約があり、月販計画の2,500台を超える3,000台を販売するなど、ブームの兆しを見せています。
N-BOX JOYは、N-BOXカスタムと同程度の価格になります。
上記の価格は2WDモデルですが、4WDモデルであれば上記の価格に14万円ほど上乗せされるでしょう。
引用:ホンダ公式サイト
N-BOX JOYは、シンプルでありながら力強いデザインが特徴です。
ベースのN-BOXと大きな差はありませんが、エクステリアデザインにはJOY専用のバンパーや樹脂製のアンダーカバーが採用されています。
ほかにも、左右の樹脂製パーツが組み込まれた専用バンパーを特徴する力強くもシンプルなリアデザイン、ドア下部に長い樹脂パーツが1本入ったサイドデザインなども特徴です。
引用:ホンダ公式サイト
N-BOX JOYの内装は、ポップなデザインが特徴的です。
汚れが目立ちにくいチェック柄が採用されていて、SNSでは「インスタ映えしそうなデザインがいい」「ポップでオシャレ」といった投稿が見られます。
X(旧Twitter)のホンダNシリーズ公式アカウントでも、N-BOX JOYのリアゲートを開けて室内から撮った風景を差し替えて投稿する「#画像投稿キャンペーン」が実施されていました。
実際に旅行先などの風景を室内から撮影することで、フォトジェニックな1枚になることは間違いないでしょう。
引用:ホンダ公式サイト
N-BOX JOYの室内寸法は公表されていませんが、グレード違いであることから、N-BOXと同じ広さになることが予想されます。
参考として、以下にN-BOXのボディサイズを掲載します。
室内長 | 室内幅 | 室内高 |
3,395mm | 1,350mm | 1,400mm |
ダイハツ・タントファンクロスやスズキ・スペーシアギアといった競合他社の室内寸法よりわずかに大きいので、ゆとりのある空間を使いたい人にはN-BOX JOYがおすすめです。
引用:ホンダ公式サイト
N-BOX JOYの安全性能は公表されていませんが、N-BOXと同じであることが予想されます。
ホンダの安全運転支援システム「Honda SENSING」は、N-BOX/N-BOXカスタム同様にN-BOX JOYにも標準装備されるものと思われます。
なお、N-BOX/N-BOX カスタムの安全性能は、独立行政法人自動車事故対策機構による2023年の自動車アセスメント(JNCAP)において、「予防安全性能」「衝突安全性能」ともに最高評価のAランク、事故自動緊急通報装置も先進型100%と評価されています。
N-BOX JOYにも、軽自動車としては最高水準の安全が搭載されるでしょう。
引用:ホンダ公式サイト
N-BOX JOYには、純正アクセサリーも用意されています。
エクステリアには、よりアクティブな印象を強める「アクティブフェイスパッケージ」という「HONDA」のロゴが強調された専用フロントグリルのほか、LEDフォグライトが付いた専用デザインのバンパーがセットになっています。
インテリアには、「ユーティリティーフック」「ルーフユーティリティーフック」といった小物がかけられるアイテムのほか、小物の収納に便利な「ユーティリティーネット」などがあります。
軽スーパーハイトワゴンSUVといえば、ダイハツ・タントファンクロスと三菱・デリカミニが先に登場しました。そして2024年9月20日発売のスズキ・スペーシアギアに加えて、同年9月26日発売のN-BOX JOYが登場することでライバル車が4車種に増えます。 ユーザーにとっては選択肢が増えることになりますが、各社でシェアを奪い合うために市場は加熱する可能性が高いといえます。