都会派vs冒険派!N-BOX JOYとデリカミニ、個性際立つ軽スーパーハイトワゴン対決
今や軽スーパーハイトワゴンもSUVスタイルがトレンド。ホンダ「N-BOX JOY」と三菱「デリカミニ」は、軽自動車の枠を超えたデザインと機能…
2024年11月16日
ホンダN-VANは、各メーカーが力を入れる軽バンの中でも人気のモデル。軽自動車のベストセラー、N-BOXの2代目モデルをベースに開発され、2018年7月にデビューしました。
軽バンとして初めて助手席側のセンターピラーを廃した「ドアインピラー構造」の採用による荷室の広さと、使いやすさを徹底的に追及した設計が、大きな支持を集めています。
この記事では、好評のN-VANに間もなく追加されると話題のEVモデル「N-VANe:」について、補助金や航続距離、また、発売日や価格等の情報について、詳しく紹介しています。
画像引用元:ホンダ「N-VAN e:」公式ホームページ
N-VANe:は、その名のとおり、N-VANをベースに開発された軽バンのEVモデル。 遡ること2022年12月、N-VANベースのEVモデルが、2024年の春頃にリリースされるとホンダより正式発表。翌年の2023年9月に、正式名称がN-VANe:に決定し、公式ホームページで公表されました。
そして、正式名称発表後の翌月10月に開催された「JAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー)」の場でプロトタイプが一般公開。その後、2024年6月に10月の正式デビューが決定し、大きな話題を呼んでいます。
N-VAN e:の外観で特徴的なのは、充電コネクターと一体化されたフロントグリル。
多彩な色を散りばめた独特の質感は、廃棄バンパーの塗膜の破片によるモノ。そのため、標準車のN-VANとは一線を画す個性的なデザインとなっています。
この、環境に優しく持続可能な素材を、ホンダでは「サステナブルマテリアル」と呼んでおり、同社が環境負荷ゼロの循環型社会を目指し取り組んでいる「リソースサーキュレーション」の方針に基づくモノになっています。
画像引用元:ホンダ「N-VAN e:」公式ホームページ
N-VANe:の購入を検討する中で、やはり気になるのが補助金のこと。
EVモデルは元々の車両価格が高価なため、購入の決め手が補助金次第という方も多いのではないでしょうか?
N-VANe:を購入する際の補助金として、国と自治体では二つのパターンを用意。
法人向けの事業者用補助金(LEVO補助金)と、個人向けの一般使用補助金(CEV補助金)があり、金額は以下のとおりです。
N-VANe:の補助金
購入者 | 補助金の種類 | 補助額 |
法人(黒色ナンバー) | 事業者用補助金(LEVO補助金) | 約100万円 |
個人(黄色ナンバー) | 一般使用補助金(CEV補助金) | 55万円 |
EVモデルを購入する際に、値段と同様に気になるのが航続距離のこと。
いくら環境に優しい車と知ってはいても、肝心の航続距離が短いと、日頃の使用に支障が出ることも考えられます。
ここでは、N-VAN e:のグレード別航続距離について、詳しく紹介します。
N-VAN e:の航続距離
グレード | 航続距離 |
全グレード同じ | 245km(WLTCモード) |
このとおり、N-VAN e:の航続距離は、グレードを問わずWLTCモードで245km。
同じ軽バンEVのライバルとなる「三菱ミニキャブEV」と「日産クリッパーEV」が、WLTCモードで180km、また、軽EVで人気ナンバーワン「日産サクラ」の、WLTCモードが180kmのため、軽EVの中でトップの航続距離を誇ります。
なお、N-VAN e:搭載のバッテリー容量は29.6kWh。
広い室内空間を確保するため、バッテリー容量の大きさとともに、薄型化を徹底追求しています。
また、N-VAN e:の充電時間は、普通充電(6.0kW出力)で約4.5時間、急速充電(50kW)で約30分となっています。
EVモデル購入の際にネックになるのが値段のこと。 N-VAN e:のホームページでは、既に価格が公表されていますが、通常に購入できるモデルと「Honda ON」と呼ばれる新車オンラインストア限定モデルがラインナップされています。
ここでは、N-VAN e:のグレード別値段と、各補助金を利用した場合の購入金額について、詳しく紹介します。
N-VAN e:のグレード及び価格(通常モデル)
グレード | 乗車人数 | 駆動方式 | 価格(消費税込み) |
「e:L4」 | 4人乗り | FF | 2,699,400円 |
「e:FUN」 | 4人乗り | FF | 2,919,400円 |
N-VAN e:のグレード及び月額リース価格(「Honda ON」限定モデル)
グレード | 乗車人数 | 駆動方式 | 月額価格(月間走行距離3,000kmの場合) |
「e:L2」 | 2人乗り | FF | 月額 34,730円〜 |
「e:G」 | 1人乗り | FF | 月額 33,000円〜 |
なお、「Honda ON」利用の場合は、税金や諸費用及びメンテナンス代込で、バッテリーを含んだ保証が付帯する専用サブスクリプションサービスとなります。
また、ボディカラーについては、通常モデルの場合、基本的にガソリンモデルと共通のバリエーションとなりますが、「Honda ON」限定モデルの「e:G」と「e:L2」では、タフタホワイトIIIとルナシルバー・メタリックの2色のみの展開となっています。
次に、N-VAN e:を、各補助金を利用した場合の購入金額について紹介します。
N-VAN e:の通常モデルを各補助金利用により購入した場合
グレード | 購入者 | 補助金の種類 | 価格(消費税込み) | 補助金 | 補助金利用に よる価格 |
「e:L4」 | 法 人 | 事業者用補助金 (LEVO補助金) | 2,699,400円 | 約100万円 | 1,699,400円 |
「e:L4」 | 個 人 | 一般使用補助金 (CEV補助金) | 2,699,400円 | 55万円 | 2,149,400円 |
「e:FUN」 | 法 人 | 事業者用補助金 (LEVO補助金) | 2,919,400円 | 約100万円 | 1,919,400円 |
「e:FUN」 | 個 人 | 一般使用補助金 (CEV補助金) | 2,919,400円 | 55万円 | 2,369,400円 |
上記のとおり、さすがに個人ユースでは200万を切るのは難しいですが、法人ユースの場合は約100万円の補助金利用で200万を切る価格設定となっており、航続距離や燃費を考慮すると単純比較は出来ませんが、ガソリンモデルと同等の値段で購入可能です。
例えば「e:L4」グレードで比較すると、ガソリンモデルの上級グレード「FUN」(FF・CVT)が、税込1,764,400円、「e:FUN」グレードでは、何とガソリンターボモデルの「FUN・ターボ」(FF・CVT)の税込1,883,200円と同等の値段となることが分かります。
画像引用元:ホンダ「N-VAN e:」公式ホームページ
では、N-VAN e:の発売日はいつになるのでしょうか?
ホンダは、2024年6月13日に、N-VANe:を同年の10月10日に発売すると正式に発表。
発売と同時に注文が殺到するのは必須だと思われますので、購入を考えている場合、早目にホンダ車を取り扱っている自動車販売店へ相談するのがおすすめです。
今回は、軽バンN-VANにEVモデル「N-VAN e:」が登場!詳細を徹底解説、について紹介しました。
N-VAN e:は、価格はライバルと同等ながら、クラストップの巡行距離を誇り、また、実用性の高さも魅力のモデル。
発売と同時に人気が出るのは間違いなく、また、場合によっては多くのバックオーダーを抱える可能性もあります。
軽EVは今や注目のジャンル。今後も各メーカーより魅力的なモデルが発表され、販売激戦区となって行くことでしょう。