2025年 新型ムーヴ最新情報
ダイハツの新型ムーヴが、ついに発売予定です。 この7代目モデルは、初めて後部スライドドアを採用し、乗降性と室内空間の利便性が向上しています…
2025年4月6日
新社会人として社会へ踏み出すタイミングは、生活環境が大きく変わる節目でもあります。毎日の通勤や新しい職場での移動、休日の外出など、車があると行動範囲が一気に広がり、さらに生活の質を高めてくれる存在にもなるでしょう。
そこで、車選びで失敗しないためのポイントに加え、運転初心者でも扱いやすく、費用や利便性の面でも優秀なコンパクトカーを5車種厳選して紹介します。
目次
初めての車選びには、期待と同時に不安もつきものです。特に新社会人の方にとっては、予算や用途、安全性といった要素が重要な判断軸となります。この章では、購入前に押さえておきたい基本の3つのポイントを分かりやすく解説します。
新社会人はまだ働いて間もなく、手元の資金が心もとないことも少なくありません。最初から「車を買うこと」を目標に学生時代からお金を貯めているのであれば別ですが、多くの場合資金面で不安を抱えがちです。
車は決して安い買い物ではありません。そのうえ近年は車の高額化が進み、コンパクトカーでもある程度の装備を有するモデルは200万円を超えてきます。そこで、予算の組み方が大切になってきます。
手元の資金や現在の収入を基に予算を考えるとき、押さえておきたいのは「車両本体価格だけで予算を組まないこと」です。車の購入時には車両そのものの代金に加えて、車両登録のための諸費用がかかります。
また、車は購入後も継続して維持費がかかるものなので、その点を視野に入れて予算を組みましょう。
車をどのように使うのか、使用目的を明確にすることは車種選びを失敗しないための大きなポイントといえます。近場への買い物や通勤が前提の車と、オートキャンプなどのレジャーをメインに使用する前提であれば、選ぶ車も変わってくるでしょう。
近年ではコンパクトカーといってもスポーティーな走りを楽しめるモデルや、ミドルサイズSUVに負けない迫力のあるデザインのクロスオーバーモデルなど、多彩な選択肢が用意されています。自身のライフスタイルや趣味を思い浮かべて、「車をどう使いたいか」を明確にしておきましょう。
近年のコンパクトカーには、衝突被害軽減ブレーキ、ペダル踏み間違い時急発進抑制機能など、先進安全技術が搭載されていることがほとんどです。これらのシステムは年々アップデートされており、最新モデルほど充実している傾向があります。
駐車に自信がないのであれば駐車支援機能を搭載している車を選ぶことで、運転の未熟さをある程度カバーすることもできるでしょう。安全はカーライフにおいて重要度が高いため、安全装備の充実度に加え、運転しやすいサイズ感か、運転席からの視界は良好かなども確認しておきましょう。
初めて車を持つ新社会人には、使いやすくて維持費も抑えられるコンパクトカーが最適です。ここでは、なぜ多くの新社会人の方にコンパクトカーが選ばれているのか、その理由を運転のしやすさやコスト面、装備の充実度から掘り下げていきます。
コンパクトカーの魅力のひとつに、「扱いやすさ」があります。3ナンバーの普通車と比較するとボディサイズが小さめなので、見通しの悪い細い道路でも安心して運転しやすく、運転が苦手な方でも少しずつ慣れていけるでしょう。立体駐車場や狭いコインパーキングなど、都市部の駐車環境とも相性が良い点もメリットです。
コンパクトカーはエンジン排気量が1.0L~1.5L程度のモデルが主流です。そのため自動車税(種別割)が比較的安いほか、燃費性能が高いモデルが多いのでガソリン代の負担も軽減できます。
また、一般的に車が大きくなるほど車検やメンテナンスのコストはかさむため、コンパクトカーであればそういった費用も抑えられるでしょう。
コンパクトカーは日本では非常に人気が高く、各メーカーが複数のモデルを開発しています。メーカーの主力モデルとなるケースも多く、最新鋭の装備やクラスを超える上質なデザイン、充実した安全装備を有するコンパクトカーも少なくありません。
また、競争が激しいジャンルであるためリーズナブルな価格設定になること多く、いわば「お買い得」なモデルがそろいます。車内が広くフレキシブルなシートアレンジが可能な車も多く、コンパクトなサイズ感ながらしっかり実用性を確保している点も魅力といえるでしょう。
ここでは、運転初心者でも扱いやすく、通勤や休日のドライブにもぴったりなコンパクトカーを厳選して紹介します。燃費、安全性、積載力など、さまざまな観点から見ても魅力的な5車種をピックアップしました。
画像出典元:トヨタ ヤリス 価格・グレード
トヨタ「ヤリス」はコンパクトカーを代表する1台で、世界各国で高い評価を得ているモデルでもあります。現行型のヤリスは、軽量かつ強度に優れたTNGAプラットフォームを採用し、ガソリン車・ハイブリッド車ともに優れた燃費性能や走りの良さを実現。通勤や買い物などの日常使いだけでなく、長距離ドライブにも向いています。
さらに、コンパクトカーの中でも小さい部類に入るため、最小回転半径も小さく、狭い道や駐車場での取り回しが良いため運転が苦手な方、運転初心者にもおすすめです。
ホンダ「フィット」は、広い室内空間とシートアレンジの多彩さで定評があり、室内にゆとりがあるコンパクトカーが欲しいのであれば第一選択肢になるモデルといえます。
前後乗員間距離を十分確保しているため、後席の乗員も快適にドライブが楽しめます。また後席を倒すとフラットなラゲッジスペースが生まれ、自転車や大きな荷物も積み込みやすいので、さまざまなシーンで活躍してくれるでしょう。
現行型ではベーシックなタイプのほかに、SUVライクな雰囲気を持ったクロスオーバータイプや走りに磨きをかけたタイプなど、5つのスタイルから好みの1台を選べます。
近年は、SUVタイプのコンパクトカーも人気を集めています。ダイハツ「ロッキー」は、運転しやすいサイズ感ながらも、SUVらしい力強いタフなデザインが特徴です。
ミドルサイズSUVは大きすぎて持て余す、という方にぴったりのSUVで、街中での取り回しも良好。適度な地上高があり、視点の高さや足回りの安定感などSUVならではのメリットをしっかりと享受できます。
「コンパクトでもSUVらしさを求めたい」「少し高い目線で運転したい」という方におすすめのモデルといえるでしょう。
マツダ「MAZDA2」は、スタイリッシュなエクステリアデザインと上質な内装で人気を集めているコンパクトカーです。マツダ独自のデザイン哲学である「魂動デザイン」をコンパクトサイズにも落とし込み、街中でもひときわ映える存在感を放ちます。
上位グレードでは本革シートが選べるなど、コンパクトカーの域を超えた上質さはマツダ車ならではです。
また、走行性能面では「人馬一体」をコンセプトに開発されており、ステアリングの操作性やペダルレスポンスに優れ、初心者でも滑らかかつ安定した運転を楽しめます。
スズキ「スイフト」は、コンパクトカーながら軽快なハンドリングや加速性能が魅力で、「運転する楽しさ」を感じさせてくれるモデルとして人気が高い1台です。ボディ剛性やサスペンションのセッティングが欧州テイストに仕上げられており、高速道路やワインディングロードでも安定感ある走りを実感できます。
現行型はマイルドハイブリッドモデルもラインナップされ、燃費性能も向上。内装はシンプルながら機能的で、メーターやハンドル周りがスポーティーに演出されているのもポイントです。初めての車でも爽快なドライビングフィールを楽しみたい方にはぴったりでしょう。
車の購入とひとことで言っても、新車、中古車、リースなどさまざまな選択肢があります。それぞれの方法にはメリットと注意点があるため、ライフスタイルや予算に合わせて最適な選び方を検討しましょう。
メンテナンス面の不安を極力避けたい方や、最新の安全装備をフル活用したい方には、新車購入がおすすめです。新車であればメーカー保証やディーラーのアフターサービスが充実しており、修理や定期点検の際もスムーズに対応してもらえます。
「新車は高い」と思うこともあるかもしれません。確かに、新社会人の方にとっては多額の現金が必要になる現金一括購入は難しいこともあるでしょう。その場合はローンやカーリースを利用する、という方法もあります。
できるだけ予算を抑えて車を持ちたい場合は、中古車も視野に入ってきます。コンパクトカーは人気があるため中古車市場の在庫も比較的豊富であり、特に人気車種のヤリスやフィットなどは流通量が多いため、状態の良い中古車が見つかりやすいというメリットがあります。
ただし、中古車の場合は経年劣化や走行距離による消耗があり、新車よりもメンテナンスの頻度は上がりがちです。ほかにも、先進安全機能のバージョンが古い、また年式によっては搭載されていないこともあります。
購入を検討する際は、車両状態のチェックや試乗、整備履歴の確認などをしっかり行い、販売店のアフターサポート体制や保証内容を確認することが大切です。
最近新しい車の持ち方として注目されているのが、サブスクリプション型のサービスであるカーリースです。
カーリースは初期費用不要、月々定額で車を利用できるため、手元に資金がなくても好きな車でカーライフが始められます。リース料金には車両代金や登録諸費用のほか、契約期間中の車に関する税金、自賠責保険料といった法定費用が含まれているのも特筆ポイントでしょう。
プランによっては車検やメンテナンスの費用もリース料金にまとめられるため、車関連の大きな出費がなくなり、新社会人でも安心してカーライフを送れます。
新社会人の場合、「車があれば便利なのは分かるけれど、費用面や維持管理が大変なのでは?」という不安も抱くこともあるでしょう。確かに車の所持には一定の出費や手間が伴いますが、それを上回るメリットも多く存在します。
まず大きいのは、やはり行動範囲が広がることです。地方での勤務や郊外の職場など、公共交通機関だけではアクセスが難しい地域では、車があるだけで通勤が格段に楽になります。休日の買い物やちょっとした外出も、交通手段を気にせずスムーズに移動できるのは大きな魅力です。
さらに、生活の時間効率が上がるのも車を持つメリットのひとつです。毎日の通勤はもちろん、仕事帰りの買い物や急な用事も、移動時間を短縮できることで1日の使い方にゆとりが生まれます。とくにバスや電車の本数が限られている地域では、移動にかかるストレスが大きく軽減されます。
また、天候や時間に左右されず行動できる点も見逃せません。雨の日や寒い朝でも快適に移動でき、終電を気にせず帰宅できるなど、自由度の高さは大きな安心感につながります。
車がもたらすのは、単に「遠くへ行けるようになる」ことだけではありません。毎日の時間の使い方など、生活のさまざまな面でゆとりや柔軟性が生まれるのです。
「本当に必要かどうか分からない」と迷ったら、まずは自身のライフスタイルや今後の働き方、住む地域の交通事情などをじっくり見つめ直してみてください。そうすることで、車のある生活が自分にとってどんな価値を持つのか、きっと見えてくるはずです。
車は単なる移動手段にとどまらず、暮らしそのものを広げ、豊かにするツールです。予算や使い方に合ったコンパクトカーを選べば、無理なくカーライフを始めることができます。新社会人としての第一歩に、自分らしい1台を見つけて、新たな毎日をより快適で充実したものにしてみてはいかがでしょうか。