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【スペーシアベース vs N-VAN】”4ナンバー”軽バン比較!室内空間や使い勝手などの違いを分析!

「軽バン」と聞いて連想するのは…運送業・農業などのお仕事で活躍する車、という方は多いのではないでしょうか。

最近の軽バンはただ積載量がすごいだけじゃないんです!

遊びに行くもよし!積むもよし!車中泊もできちゃう!

今回はそんな車の代表ともいえる「スペーシアベース」と「N-VAN」を徹底比較します!

★紹介車種★

SUZUKI スペーシアベース XFグレード

メーカー小売希望価格¥1,547,700~

※今回の車両は全方位モニター用カメラパッケージ装着車(+46,200 円)

全長3395mm×全幅1475mm×全高1800mm(XF)/1785mm(GF)

Honda N-VAN +STYLE FUN

メーカー小売希望価格¥1,629,100~

全長3395mm×全幅1475mm×全高1945mm

今回ご紹介する車両は、2台とも上級グレードとなっています。

価格を見ると「もうこの価格で軽乗用車が買えちゃうじゃん」と思われる方が多いかと思いのではないでしょうか…

しかしパッと見て「N-BOXとスペーシアかな?」と思うようなデザイン性の高い外装となっていて、2台共にとても貨物車だとは思えないカッコよさがあります。

軽貨物車って??

過去にご紹介してきた車両は、人を乗せて走ることも目的とした「乗用車」ですが、

今回ご紹介する貨物車は「荷物を乗せることに特化した車」です。

そうした貨物車は、ナンバープレートが400番台で表記されていることから「4ナンバー」とも呼ばれます。

多くの貨物車は、とにかく荷物を積むことを重視した作りになっている車両が多いのですが…

近年販売されている貨物車は、人も乗れて積めて寝れて遊びに行けちゃう、色々使える車になっています。

そしてこの貨物車を選ぶことによるメリット・デメリットもご紹介します。

①初回車検が2年後になる…

乗用車の場合、新車購入後初めての車検は3年後となりますが、貨物車の場合は2年後です。その後は1年ごとに車検が必要になります。

乗用車の場合、2回目の車検からは2年ごとになります。

②税金が安くなる!

毎年支払わなければならない軽自動車税が、乗用車に比べて安くなります!

軽自動車の場合、乗用車タイプと比べて約半分ほどの価格になります。

※新車購入時のタイミングや車両条件などにより金額差は変わりますので、要ご確認の上、車両をお選び下さい!

外装をチェック!

デザイン

スペーシアベースはカスタムされたようなデザインという印象で、ブラックに塗装されたグリルやフォグランプなどが装備されているので、軽バンに見えないようなデザイン性の高さを感じます。

そしてスペーシアベースのFXグレードのみルーフレールが装備されています。

N-VANはどちらかというとシンプルなデザイン。こちらにもフォグランプが標準装備されています。

タイヤサイズ

スペーシアベースのタイヤサイズは155/65R14。

ホイールのデザインは旧型のスペーシアギアのような黒い鉄ホイールです。

軽乗用車のホイールは15インチが採用されていることが多いですが、軽バンなので14インチと小さいものを履いています。

N-VANのタイヤサイズは145/80R12となっていて、スペーシアベースよりさらに小さいホイールが装備されています。

ホイール形状もN-ONEのようなオシャレなデザイン。

ホイールのインチがどちらの車両も小さく、N-VANの方がさらに小さいのには理由があります。

次の「最大積載量」でその理由をご説明します!

最大積載量

「2名乗車した時にMAXで積める荷物の重さ」が最大積載量です。

何kg積めるかは車両のリアゲートに必ずステッカー等で記載されています。

スペーシアベースの最大積載量は200kg。

N-VANの最大積載量は350kg(N-VANの場合4名乗車時は200kgとなります)。

荷物をたくさん載せられるのはN-VANということになります。

なので、重たい荷物を載せても車両を支えられるように12インチのホイールになっているのです。

全高

スペーシアベースの高さは180cm。

N-VANは194.5cmとなっているので、N-VANの方が大幅に高く設計されています。

この高さの差が室内空間にどのような影響があるのかもしっかりチェックしていきます!

運転席・装備

スペーシアベース

スペーシアベースの内装デザインは、ほとんどスペーシアと変わりがありません。

そして運転席シートの乗り心地も乗用車に近い質感となっているので、座り心地が良くポイントが高いです。

そのシートにはシートリフターも装備されているので、視界も確保できて安心して運転できそうです。

装備も充実しており、運転席・助手席共にシートヒーターがついていて、充電できるUSBやシガーソケットも装備されています。

収納数も多くとても便利!そしてスズキ特有のシートアンダーボックスも装備されています。

セーフティサポートも装備されているので、衝突被害軽減ブレーキや誤発進抑制機能などの安全装備が充実しているので安心して運転することができます。

さらにコーナーセンサーも装備されているので、後方に障害物があった際にはアラームやディスプレイ表示で知らせてくれるので、荷物をたくさん積んでいて後方確認がしづらい時の駐車なども安心です。

N-VAN

運転席に座ってみたところ、スペーシアベースのほうが柔らかく乗り心地が良かったような印象を受けました。

シートの調整も、スペーシアベースのようなシートリフターは装備されていません。

しかしあらかじめ高めな設計になっているので、背が低い方でも運転はしやすそうです。

逆に高身長な方にとっては天井が近くなるので圧迫感があるかもしれません。

ただし、スペーシアベースには無いアームレストが装備されている点はポイントが高いです。

装備も上級グレードということもあり、オートエアコンや充電ソケットはしっかりと装備されています。

そしてLグレード以上には助手席と荷室にアクセサリーソケットが標準装備されています。

N-VANにもスペーシアベース同様に安全装備とアダプティブクルーズコントロールが備わっていますが、N-VANにはコーナーセンサーはありません。

そしてN-VANの収納は、収納BOXというよりは、物を置くことができるスペースが多いといった印象を受けました。

リアシート

スペーシアベース

軽バンには珍しいパワースライドドアが右側のみ装備されています。

リアシートに乗車してみると、足元は狭くかなり圧迫感があります…

そして全高がN-VANに比べて低い分、N-VANより車内も狭く感じました。

なんと、標準装備でルーフコンソールが装備されています!MAX1.5kgまでの荷物を入れられるのは便利。キャンパーの方々には人気の装備となっています。

しかしこの装備があることにより、より一層圧迫感を感じます。

N-VAN

前ドアが90°に開く上に、助手席側のリアドアを開けるとピラーレスになっているのが最大のポイント!

乗降がしやすく、荷物の載せ降ろしもしやすいのでめちゃくちゃ便利です!

ただし、シートは調整機能はついておらず直角シートとなっています。

軽バンなのでこれが普通ではありますが…乗り心地を重視したい・気になるといった方は乗用車タイプを選ぶことをおススメします。

ちなみにスペーシアベースに装備されていたルーフコンソールはオプションで選択ができます。

追加料金がかかるのはデメリットですが、無いほうが使いやすい!という方もいらっしゃるので、オプションで選択できるという点はメリットかもしれません。

シートアレンジ

N-VANの地上からステップまでの高さは525mmとなっており、かなり低く設計されています。

大きく重たい荷物を載せる時、高さがあると載せるのが大変なので、低く設計されているのは大きなポイントです。

シートの厚みがあまりないのもポイント。シートを畳んでフラットにしても、厚みがない分地上からの高さがあまり変わらず、荷物の載せ下ろしの負担が少なく済みます。

対するスペーシアベースの地上からステップまでの高さは540mm。

N-VANと比べ高さがあるので、荷物の載せ下ろしに影響がありそうです。

スペーシアベースのアレンジ

スペーシアベースは付属の”マルチボード”を使って、「上段モード」「中段モード」「下段モード」「分割モード」の4つのアレンジを楽しむことができます!

マルチボードの細かい使い方は、過去にスペーシアベースを徹底レビューした動画がありますので、そちらでもご確認いただけるとわかりやすいかと思います。

ぜひチェックしてみて下さい♡

そして車中泊する場合は、このマルチボードを下段モードで使用し、フロントシートを倒すことで完成します。

乗用車に近いシート形状なのでフルフラットにはなりませんが、マルチボードを使用して色々なアレンジができるという点ではすごく便利だと思います。

N-VANをシートアレンジした場合、マルチボードのような物はなくとてもスッキリとしていてフルフラットにもなり、何より地上からの高さが低いという点があります。

乗り降りしやすく車中泊もしやすそうなのはN-VANの方だと思いました。

いかがでしたか?

細かく見ていくことにより、軽バンのイメージが変わったのではないかと思います。

ただの荷物を運ぶ車ではなく、様々なアレンジもできて車中泊もしやすく楽しめる2台でしたね。

実車でこういったメーカーごとの比較ができるのは、展示車が豊富なサコダ車輛ならでは!

気になる車両がございましたらお気軽にお問い合わせ頂き、店頭での比較もぜひしてみてくださいね♪

この記事を書いた人

渡辺
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