新型WR-Vとライズ・ロッキーはどっちがおすすめ?高コスパSUV積載性や価格、燃費を比較
コンパクトSUVは人気車種が多く、どれを選べば良いか悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。 同じコンパクトSUVの中でも、とくにWR-Vとライ…
2024年12月5日
スバル「シフォン トライ」とダイハツ「タント ファンクロス」は、軽自動車の中でもファミリー層に人気があるモデルです。どちらも広い室内空間と多機能な装備を備え、日常の使いやすさを重視した設計が特徴です。本記事では、シフォン トライとタント ファンクロスの違いを分かりやすく比較し、それぞれの特徴と選び方のポイントを紹介します。
目次
シフォン トライとタント ファンクロスは、どちらもファミリー層にとって使いやすい広々とした室内空間が特長です。両車には「ミラクルオープンドア」という設計が採用されています。これにより前後のドアを大きく開けると、側面が一気に開放されるため、乗り降りがしやすく、チャイルドシートの乗せ降ろしや荷物の出し入れがとてもスムーズです。特に、日常の買い物や送り迎えなどで便利に使えます。
また、両車ともに燃費性能が良く、ガソリン代を抑えながら経済的に利用できる点も魅力です。軽自動車ならではの小回りも効き、街中の運転が快適で、頻繁に使うご家庭にぴったりです。
シフォン トライとタント ファンクロスには、ダイハツの先進運転支援システム「スマートアシスト」が搭載されています。このシステムには、前方衝突警報や緊急ブレーキアシストが備わっており、事故のリスクを減らしてくれます。さらに、車線を外れそうになった際に警告してくれる車線逸脱警報も搭載されているので、高速道路や長距離運転時の安全性が高いです。初心者ドライバーやお子さんを乗せて運転する方にとって、安心して使える軽自動車です。
シフォン トライとタント ファンクロスは、基本的に同じデザインを共有しています。これは、シフォン トライがタント ファンクロスの「OEM車」として製造されているためです。OEM車とは、他社が製造した車を自社ブランドで販売するモデルのことを指します。このため、両車のボディラインや外装デザインに大きな違いはありません。違いはエンブレムや車名表記のみで、全体的な見た目はほぼ同じです。
ボディーカラーには、両車で異なるバリエーションが用意されています。タント ファンクロスは、アウトドア志向を意識したカラフルで個性的なカラーが豊富です。たとえば、「アイスグリーン」や「ターコイズブルーマイカメタリック」など、アウトドアシーンに映える色が揃っています。一方で、シフォン トライは「ブラック・マイカメタリック/フォレストカーキメタリック」や「ブラック・マイカメタリック/レイクブルーメタリック」といった2色使用した落ち着いた色合いが中心で、シンプルで上品な印象を与えるカラーが選べます。
カラー選びは車の個性を出す重要なポイントですので、好みの色があるかどうかチェックすることも大切ですね。
タント ファンクロスのインテリアには快適装備が整っており、シートには撥水加工が施されています。アウトドアや雨の日でも汚れにくく、手入れも簡単なので、アクティブなシーンでの使用やファミリー層には嬉しい機能です。シフォン トライも同様に撥水加工シートを採用しているため、両車ともアウトドアや日常使いでの快適さが共通しています。
また、シフォン トライには「運転席ロングスライドシート」が標準装備されており、運転席を後部座席側にスライドさせることができますが、タント ファンクロスも同様の機能をオプションで追加可能です。このため、インテリアの使い勝手や快適装備に関しては大きな違いはなく、どちらの車種もファミリーでの使用や日常の移動に便利な仕様となっています。
シフォン トライには、ブラインドスポットモニター(BSM)を装備することができません。BSMは、車両の後方や死角に車が入った際に警告してくれる機能で、タント ファンクロスではこのオプションが選択可能です。特に高速道路や混雑した道での安全確認に役立つ装備なので、より安全性を重視する方にはタント ファンクロスが向いています。
両車にはスマートアシストが共通して搭載されていますが、タント ファンクロスではさらに安全性を高めるオプションが用意されています。具体的には、「リアクロストラフィックアラート(RCTA)」や「ドアオープンワーニング(DOW)」といった機能がオプションで追加できます。RCTAは後退時に後方の死角に入る車両を検知し、警告音で注意を促す機能です。また、DOWは後方から接近してくる車両を検知し、ドアを開ける際に危険を知らせる機能で、特に駐車場などでの安全性が向上します。
一方、シフォン トライにはこれらのオプションがないため、より多くの安全機能が欲しい方にはタント ファンクロスが向いていると言えるでしょう。
シフォン トライは、シンプルでリーズナブルな価格設定が魅力です。2WDのグレードで183万〜程度の価格帯で、燃費が良くコストを抑えたい方にぴったりです。対してタント ファンクロスは177万〜程度と、シフォントライがやや高めの価格設定になっていますが、アウトドアで使いやすい装備やオプションが豊富に揃っており、その分価格が上がっています。
また、タント ファンクロスにはターボモデルもあり、高速道路やアウトドアでの走行に適した選択肢が増えています。ターボモデルはパワーがあるため、遠出が多い方や加速力を重視する方におすすめです。
タント ファンクロスには、ecoIDLE(アイドリングストップ)を搭載しない非装着車も用意されています。アイドリングストップ機能はエコ性能を向上させますが、半導体不足による納車の遅れを回避するために、非装着車を選ぶことが可能です。シフォン トライにはこのオプションがないため、納期の早さを重視する方はタント ファンクロスが有利です。
ここまで見てきたように、シフォン トライとタント ファンクロスは多くの共通点を持ちながらも、いくつかの違いがあります。選び方のポイントとしては、以下の点を参考にしてみてください。
経済的に日常使いを重視し、シンプルで実用的な装備が整った車が良い方におすすめです。また、落ち着いたカラー展開で上品なデザインを好む方には、シフォン トライがぴったりです。
アウトドア仕様のカラーバリエーションや、安全性を高める追加オプションもあるタント ファンクロスが向いています。ターボモデルがあるため、パワフルな走行性能を重視する方や、遠出が多い方にもおすすめできます。