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2024年11月29日
軽自動車の主流はスーパーハイトワゴンですが、近年では世界的なトレンドともいえるクロスオーバーモデルが注目を集めています。中でも、スズキの新型スペーシアギアはフルモデルチェンジをしたため、期待する声も大きいといえます。
今回の記事では、新型スペーシアギアとライバル車であるダイハツ・タント ファンクロスと三菱・デリカミニをさまざまな視点で比較していきます。
目次
スペーシアギアは、スズキより2018年から発売されている軽自動車です。
スーパーハイトワゴンのスズキ・スペーシアの派生車種であり、クロスオーバー風にカスタムされています。スペーシアは2013年に登場したスーパーハイトワゴンで、広々とした室内空間に両側スライドドアが採用されたことによる乗り降りのしやすさなどで人気を博しました。
スペーシアとスペーシアギアの主な違いは、スペーシアギアには専用の外内装のデザインが採用されていることです。スペーシアの象徴ともいえる丸目のヘッドライトのほか、メッキフロントグリル、タフな印象を与えるバンパーやインパネカラーパネルなどが特徴です。
新型スペーシアギアは2024年9月30日(金)に発売予定であり、スズキ販売店では先行予約を受け付けしているほか、スズキ公式からティザーサイトが公開されています。
2024年8月時点での情報では、外観デザインに大きな違いがあります。
現行型スペーシアギアのSUVテイストは引き継ぎながらも、力強さが強調されています。
うろこ状のメッキグリルから先代ジムニーを彷彿とさせる縦6本のデザインに変更されているほか、ルーフレールが標準装備されていることなどが特徴です。ボディカラーは現行型と同じ9パターンですが、異なるカラーが用意されています。
新型スペーシアギアとライバル車のダイハツ・タント ファンクロス、三菱・デリカミニの外観デザインの違いを簡単に説明します。
スズキ・新型スペーシアギアは、力強さと機能性を兼ね備えたアウトドア志向のデザインが大きな特徴です。
メッキが強調された力強いフロントグリルや黒く塗装された14インチアルミホイール、バンパー下部に配置されたプロテクターなどが目を惹きます。
LEDヘッドライトや専用の大きなエンブレムのほか、ベースキャリア、カーゴラックアタッチメント、デコステッカーといったカスタムにも対応しています。
ダイハツ・タント ファンクロスには、躍動的なデザインが採用されています。
特筆すべきは、「ミラクルオープンドア」という大きなスライドドアで、軽自動車であっても後部座席の乗り降りがしやすい設計になっています。
ボディカラーは、フォレストカーキメタリックやブラックマイカメタリックといった、自然に溶け込むような色合いが用意されています。
三菱・デリカミニには「DAILY ADVENTURE(毎日の冒険)」というデザインテーマがあり、アウトドアだけでなく街中でも見栄えのするデザインが特徴です。
力強さと可愛らしいフロントフェイスに、力強いダイナミックシールドをはじめ、半円形のLEDポジションランプなどが採用されています。
4WDモデルは最低地上高(ボディの最も低い部分と路面との間隔)が160mmと高めに設定されているなど、高い悪路走破性も実現しています。
新型スペーシアギアとライバル車のダイハツ・タント ファンクロス、三菱・デリカミニの内装の違いについても見ていきましょう。
新型スペーシアギアの内装デザインはスペーシアやスペーシアカスタムと共通ですが、専用のインパネカラーが用意されています。
撥水加工ファブリックのシート生地、防汚加工のラゲッジフロア、ステアリングヒーターなど、アウトドア向けの装備が充実していることも大きな特徴です。
タント ファンクロスは、内装にもアクティブな印象を与えるデザインが特徴です。
カモフラージュ柄のオレンジ&ブラックのファブリック素材が採用されているほか、全グレードのシート表皮に撥水加工が施されているので、雪や雨、飲み物が付着しにくくなっています。
380mmものロングスライドが可能な助手席、240mmの前後スライドに対応した後部座席など、シートアレンジの多彩さもタント ファンクロスの魅力といえるでしょう。
デリカミニの内装は、機能性の高さが特徴です。
多彩なシートアレンジや撥水加工のシート生地など、アウトドアに最適な機能を備えています。上位グレードには、4つのカメラとミリ波レーダーによる運転支援システムの「MI-PILOT(マイパイロット)」が搭載されるほか、メーカーオプションとして前後カメラを切り替えられる「デジタルルームミラー(移動物検知機能付」も用意されています。
以下は、新型スペーシアとライバル車のタント ファンクロスとデリカミニの室内寸法です。
スペーシアギアの室内寸法は、スペーシアカスタムと同じ。
トータルで比較すると、室内が最も広いのはスペーシアギアといえるでしょう。
次に、新型スペーシアギアとライバル車のタント ファンクロスとデリカミニの走行性能と燃費を比較してみましょう。
※2024年8月時点の予想
新型スペーシアのエンジンは、NAエンジン(自然吸気)とターボエンジンの2種類で、両方ともマイルドハイブリッドです。動力性能と燃費はスペーシアカスタムと共通で、燃費性能も恐らくスペーシアカスタムと同じと予想されます。
新型スペーシアギアとライバル車のタント ファンクロスとデリカミニの価格です。
スペーシアギアの価格は、ライバル車と比べるとやや割高です。
専用のカスタムパーツやアルミホイールが含まれるほか、刷新された安全装備などが加わることが大きな理由と考えられます。
タントファンクロスは2車種と比べて車両本体価格が比較的安く、アイドリングストップ非搭載車を選ぶことで、さらに4~5万円ほど価格を抑えられます。
デリカミニは装備を充実させているので、価格は2車種と比べて少し高い傾向にあります。
新型スペーシアギアは、本格的なSUVデザインが好きな人におすすめです。
3車種には異なるコンセプトや特徴がありますが、新型スペーシアは専用にカスタマイズされたデザインや走行性能や燃費性能、機能性などが大きな魅力です。室内空間もライバル車より広いので、アウトドアを楽しみたい人にもぴったりです。
以上のような点を重視する人は、ぜひ新型スペーシアギアを検討してみてください。