今回は、低価格かつ維持費のかかりにくい軽自動車の代表でもあるDAIHATSU「ミライース」とSUZUKIの「アルト」の2車種を比較しました!
サコダ車輌でも大人気の2台で、セカンドカーや初めての車として購入される方も多いと思います。
アルトとミライース、それぞれライバルメーカー&ライバル車種だと思いますが、どんな違いがあるのかを徹底的に検証してみたいと思います!
★紹介車種★
目次
SUZUKI アルト Lグレード 2WD
メーカー小売希望価格¥998,800~
全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,525mm
2021年12月22日にフルモデルチェンジを遂げて、今回の新型で9代目となる車両です。
DAIHATSU ミライース L SAⅢ 2WD
メーカー小売希望価格¥959,200~
全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,500mm
今回は
「普段の買い物でしか車に乗らない」
「通勤に一人で使います」
「燃費が良い車が良い!とにかく維持費を抑えたい!」
「大きな車だと運転に不安があるから小さめの車の方が…」
という方々におススメの車両で、そういった方々に非常に多く選ばれている2台です!
軽自動車の中でも最もコンパクトな車両なので、小回りも効いて運転しやすく、しかも重量も軽く低燃費で維持費もかかりにくいというメリットがたくさんある車両ですが、どんなところに違いがあるのか…
装備がたくさんついている上級グレードではなく、今回は2台とも上記ユーザーの声にお応えできる低価格なベースグレードの比較をして細かくご紹介していきます!
グレード
アルトは上から順に「X」「S」「L」「A」となっていて、上級のXとSはハイブリッドの設定となっています。
ミライースのグレードは上から「G」「X」「L」「B」となっています。
そして今回のように「SAⅢ」と記載されている車両には、安全性能が備わっています。記載の無いものは非装着車ですのでご注意下さい。
外装をチェック!
デザイン
アルトのボディをサイドから見てみると、カクカクとした形になっていて、旧型に比べて窓ガラスが大きくなったように感じます。
しかし角には丸みがありぷくっとしているので、柔らかい印象が女性の心をくすぐるのではないでしょうか。
ヘッドライトは少し丸みを帯びていて、可愛らしくもありキリッとした印象もありますね。
可愛いとカッコいいが合わさったデザインとなっているので、男女問わず選んでいただきやすい車だと思います。
ミライースのサイドからのフォルムは、アルトに比べて丸みを帯びたデザインとなっています。
フロントガラスの形状がアルトに比べるとシャープな形となっていて、角型のアルトの方が窓ガラスは大きいように感じます。
ヘッドライトもキリッとした形のデザインとなっているので、カッコいい印象を受ける1台です。男子大学生さんからの人気が高い車となっています。
エンブレムもは通常のダイハツのDマークではなく、ミライース専用デザインとなっているのもポイントです。
両車共にハロゲンヘッドライトではありますが、アルトはアップグレードパッケージ装備車を選択するとLEDヘッドライトになります。
ミライースの場合はGグレードかXグレードを選択しないとLEDヘッドライトになりません。
【アップグレードパッケージ装備車を選択すると追加になる主な装備】
LEDヘッドライト、リアスモークガラス、オートエアコン、シートリフターとチルトステアリングなど多数。内装デザインも一部変更されます。
※メーカーサイト参照:https://www.suzuki.co.jp/car/alto/detail/
メーカーオプションとなりますが、ツートンカラーの選択もできるようになります。
ドアミラー
ミライースのドアミラーは手動調整となっています。
手で角度調整やミラーの開閉を行う必要があるので、少々面倒だと感じる方もいらっしゃるかもしれませんね…
(電動格納ミラーを装備したい場合、ディーラーオプション設定がありますが、ブラックマイカメタリック塗装のみの設定となります)
対するアルトは標準で電動ドアミラーが装備されているので、ボタン操作で角度調整と開閉ができるようになっています。
その他
上級グレードになるとリアガラスは黒いプライバシーガラスが装備されているのですが、今回ご紹介している2台には装備されておらずリアガラスがクリアタイプとなっています。
そのため昼間明るく天気の良い日などは中が見えやすくなっています…
気になるという方は、両車オプションで装備していただくこともできますが、サコダ車輛にてフィルム施工をご依頼いただくことも可能ですのでぜひご相談下さい♪
タイヤ&ホイール
アルトのタイヤサイズは155/65R14。
花のような形で、丸い穴が開いた可愛らしいデザインとなっています。
ミライースのタイヤサイズは155/70R13。アルトに比べて1インチ小さいサイズのホイールとなっています。
(GとXグレードは14インチの設定となっています。又、Gのみアルミホイールが装着されています)
デザインもスポークホイールのようなデザインのホイールキャップが装備されているので、アルトよりカッコいい系のデザインとなっています。
内装をチェック!
視界の広さ
アルト、ミライース共に低ルーフ車ではありますが狭さは感じず、見やすさも両車同様。
ただし、ミライースのフロントガラスは傾斜があり奥まであるように感じます。
そのガラスの傾斜にあわせて天井も前方に向かって角度がついているので、運転席に座った時少しだけ天井との距離が近いように感じるかもしれません。
運転席に座った状態で後方確認もしてみたところ、ミライースのリアガラスの方が小さく感じました。
そのためバックなどした場合は、アルトの方が見えやすいのではないかと思います。
シート
アルトのシートは、低反発枕のようなスポンジという印象を受けました。
ヘッドレスト一体型のシートとなっており、座面サイドの部分が盛り上がっているので、包まれているような感覚になる形状です。
ミライースのシート形状はアルトと同じようにヘッドレスト一体型のシートとなっていますが、ツートンカラーのデザインとなっています。
ちなみに両車とも、座席の前後と背もたれの角度調整しかできません…
シートリフター(シート高さ調整機能)は装備されておらず、アルトの場合はアップグレードパッケージ装備車以上で装備、ミライースはGグレードのみ装備となっています。
バイザー
女性が気になるバイザーのバニティミラーですが…両車共に装備はありませんでした!
ミライースはXグレード以上になると運転席と助手席に装備されます。
アルトはアップグレードパッケージ装備車を選択すると運転席のみ装備することが可能。Sグレードも同様に運転席のみですが、最上級グレードのXには助手席にも装備されます。
大きさの比較もしてみましたが、アルトの方が幅が狭めでコンパクトサイズとなっていました。
後部座席
両車ともにベースグレードはリアシートのヘッドレストがなくなるので、公園のベンチのようなシートになります。
これはあくまでもお一人様で乗っていただくことをメインとした車両となっているので、後ろに人が乗る機会が少ないのを想定した設計になっているのではないかと思われます。
座席のシートスライドなどもできないようになっています。
アルトはメーカーオプションのアップグレードパッケージを選択すると、リアシートにヘッドレストを装備することができるようになります。
安全性能の違い
2台とも価格が安く設計されていますが、安全性能はしっかりとしています!
両車共に備わっている装備は
●衝突警報機能
●ブレーキアシスト(前)
●誤発進抑制機能(前後)
●車線逸脱警報機能
●先行車発進お知らせ機能
●SRSエアバッグ
となっています。
さらにアルトに追加で装備されているものは
★ブレーキアシスト(後)
★ふらつき警報機能
★リアパーキングセンサー
★SRSサイドエアバッグ
★SRSカーテンエアバッグ
となっていて、安全性能も豊富です。
対するミライースにしかない装備は
◎コーナーセンサー
のみとなっています。
(SRSサイドエアバッグはGグレードのみ装備となっています)
アルトは新型になり全グレードに安全性能が装備されていますが、ミライースの場合は先にお伝えしたように”SAⅢ”とついていない安全性能非装着の車両設定もありますのでご注意下さい。
いかがでしたか?
軽自動車を手ごろな価格で装備も必要最低限で…でも安全性能もしっかりとした車をえらびたい!という方にはぴったりな車両であることがおわかり頂けたかと思います。
大人数でのおでかけはちょっと難しいかもしれませんが、普段の街乗りや通勤車としては大活躍してくれること間違いなしです!