目次
外装・内装・装備を徹底比較!
「N-BOX」と「タント」の違いは?
外装・内装・装備を徹底比較!
ホンダの「N-BOX(エヌ・ボックス)」とダイハツの「タント(Tanto)」は軽自動車の中でもトップクラスの人気を誇ります。
この2車種は“スーパーハイトワゴン車”と呼ばれ、車内空間を広くお使いいただけるのが特徴です。
同じタイプのお車ではありますが、外装・内装・装備に違いがあります。
お車選びの際、参考になるよう徹底比較をしていきます!
比較するのはノーマルグレードではなく、カスタム仕様になります。
「N-BOX」と「タント」の概要
NBOXの特徴
N-BOX(エヌ ・ボックス)は、本田技研工業が生産・販売している軽自動車です。
2011年12月 に「N BOX」として販売が開始され、2017年8月にフルモデルチェンジが行われました。
「N」はホンダ初の本格的量産4輪モデルである「N360」の「N」をモチーフに、「もう一度原点に立ち返って新時代の4輪車を造りたい」という思いがあります。また、「New」「Next」「Nippon」「Norimono(乗り物)」のそれぞれの頭文字も含め「これからの新しい日本の乗り物を創造する」という意味合いもあります。
2012年度から2022年度までの9年間で7度の軽自動車販売台数の1位を獲得しており、圧倒的な支持の高さがうかがえます。
タントの特徴
タント(Tanto)は、ダイハツ工業が生産・販売している軽自動車です。
2003年11月にタント(Tanto)として発売が開始されました。
その後、2007年12月、2013年10月、2019年7月と3度に渡りフルモデルチェンジが行われました。
車名の由来はイタリア語で「とても広い、たくさんの」という意味です。
2014年度新車販売台数1位を獲得しました。
登録車を含めた新車販売台数でNo.1獲得となったのはダイハツ車で初のみならず、軽乗用車でも初となりました。
2022年度は軽自動車販売数2位となっており、ダイハツの顔とも言える車種だと言えます。
外装について
車体のサイズは軽自動車ですので“全長”と“全幅”は同じです。
軽自動車は全長3,395mm 全幅1,475mmです。
全高のみ車種によって異なりそれぞれの全高はN-BOX1,790mm タント1,755mmです。
N-BOXの外装
今回ご紹介している車はN-BOXカスタムになります。N-BOXはノーマルタイプでもデザイン性が物凄く高いです。
カスタム仕様になりますと、スタイリッシュなデザインにはなりますが、ギラギラとした印象はなく
女性の方でも気に入っていただけるかと思います。
実際、サコダの社員でも結構乗っている人がいます。
N-BOXの外装の特徴として2点上げられます。
1点目はシーケンシャルターンランプです。
いわゆる流れるウインカーとなっており、軽自動車としては珍しいですね。
2点目は後席(助手席の後ろ側)がパワースライドドアになっています。
小指1本でもドアの開け閉めが出来るほど力が必要ないので、非常に便利です。
タントの外装
今回ご紹介するタントカスタムは、フロントグリルがピアノブラックになっており、高級感のあるデザインになっています。
特徴としては、後席両ドアがパワースライドドアになっています。
N-BOXとの大きな違いは、ボタン1つでパワースライドドアの開閉が出来る点です。
小さなお子様でもボタンで開閉出来ますので、母親・父親にとっては嬉しいですね!
N-BOXと同様にLEDのフォグランプが装備されますが、フロント下部ではなく、フロント中央部に付きます。
タントにはコーナーセンサーと呼ばれるセンサーが前後に2つずつ付いており、運転手の死角に障害物等があった場合に音で危険を知らせてくれます。
タントには標準で装備されていて嬉しい点ですが、N-BOXに装備する場合はオプションが必要になります。
内装について
この2車種の共通点として電子パーキングとブレーキホールドが標準装備されています。
・電子パーキング
従来のように手で引く方式のサイドブレーキや足踏み式のサイドブレーキに代わって、一定条件のもとにオートで作動、または指先で簡単に操作しパーキングブレーキを作動したり解除したりすることが可能です。
・ブレーキホールド
交差点や渋滞時にブレーキペダルを踏んで停車後にブレーキペダルを離してもブレーキが効いたままになる装置です。 渋滞や信号待ちなどでの停車中に運転車の負担を軽減してくれる便利な機能です。
➡詳細はこちらをご覧ください。
N-BOXの内装
内装はブラックが基調になっており、非常にスタイリッシュなデザインになっています。
運転席の周りに収納が多いイメージがあり、運転手の手が届きやすい所に色々とある印象がありますね。
車内左前にミラーが付いていますが、こちらはサイドミラーと連動をしており、運転手からの死角を映してくれるようになっています。
ホンダのNシリーズと言えば、“アダプティブ・クルーズ・コントロール”が特徴です。
・アダプティブ・クルーズ・コントロール
車に搭載した専用のセンサーとCPU(コンピューター)を用いたシステムが、アクセル操作とブレーキ操作の両方を自動的に行い、運転を支援する機能です。
高速道路などの加減速が少ない場合にオススメです!
こちらは標準装備となっています。
タントの内装
ブラックを基調としていますが、シートは青色になっており、クッション性は高めです。
N-BOXよりも落ち着いているようなデザインになっているかと思います。
N-BOX同様に肘置きが付きますが、タントには収納が出来るようになっています。
後席について
N-BOX、タントは共に室内空間が広い車種になります。
室内の高さがN-BOXの140cmに対して、タントは137cmで約3cmの差があります。
タントでも137cmの高さがあるため、お子様のお着換えでも十分の広さがあるかと思います。
N-BOXの後席
“チップアップ&ダイブダウン機構付スライドリアシート”と呼ばれる機能があります。
・チップアップ
シートの座面を上部90度に畳むことができる機能です。ワンアクションでの操作が可能となっております。
・ダイブダウン
シートを前に沈み込ませるように倒し二台とフラットな空間を作る機能です。
荷物の大きさや形によって形を変えられるのが特徴的です。
“普段から荷物が多い!”という方に特にオススメです!
タントの後席
タントといえば、“ミラクルオープンドア”を思い浮かべる人は少なくないかと思います。
また、両手が塞がっている状態でも後席のドアを開けたいシチュエーションがあると思います。
そんな時は“ウェルカムオープン機能”の使用をオススメします!
・ミラクルオープンドア
助手席側のドアピラーをドアに内蔵させることで、開口部を広く取ることができる仕様です。
小さなお子様をチャイルドシートに乗せる場合や高齢の方を後席に乗せる場合もスムーズに行えます。
柱が見えなくなったことで事故が起きた場合などの安全性を危惧される方もいらっしゃいますが、内蔵されているドアピラーが衝撃を吸収してくれますので安心です。
・ウェルカムオープン機能
降車時にインパネのスイッチで予約しておけば、乗車時に電子カードキーを持ってクルマに近づくだけで、パワースライドドアが自動で解錠しオープン。両手がふさがっている時でも、キーを取り出すことなくスムーズに乗り込むことができます。
まとめ
価格の比較
今回ご紹介した「N-BOX」「タント」の金額ですが…
N-BOX 車輌本体価格 ¥1,789,700~
タント(旧型) 車輌本体価格 ¥1,721,500~
タント(新型) 車輌本体価格 ¥1,782,000~
となっております。
2022年10月に登場したタント(新型)が発売される前は、差額が¥68,200でしたが、現行のタントとN-BOXを比べますと¥7,700の差になります。
タントの価格が上がる分、アップグレードパック(バックカメラ、ステアリングリモコン)や電子パーキング、ブレーキホールドが標準装備になりました。
今までは¥68,200の価格差でお選びいただいていたかと思いますが、価格差が大幅に小さくなった為、今後は使用方法を考慮してお選びいただけると良いかと思います。