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寒い時季に気をつけたい車の警告灯の意味と対処法。冬に向けての準備・注意点も紹介

車のメーターパネルには、多くの警告灯が表示されます。しかし、たくさんありすぎてそれぞれの警告灯の意味を把握しにくいかもしれません。とくに冬の寒い季節になると、車のトラブルもおこりやすくなります。

そこで、冬に気をつけたい警告灯とその意味、表示されたときの対処法などについてまとめました。寒い冬に備えて車のメンテナンスをしたり、冬にドライブをしたりするときの参考にしてください。

警告灯の点滅色の意味

冬に注意したい警告灯を紹介する前に、警告灯の点滅色について説明します。

警告灯は、種類によって点灯したときの色が決まっているのを知っていますか?実は、警告灯の点滅色には意味があるのです。色だけではなく形も決まっていて、これはISO(国際標準化機構)で定められています。

一番重要なのが、赤色の警告灯です。すぐに対処をしないと重大な事故につながる危険性がある故障・不具合や状態を知らせます。赤色の警告灯が点灯したら、すぐにディーラーや整備会社などへ連絡して、車を点検してもらってください。

次に重要なのは、黄色の警告灯です。すぐさま危険につながる状況ではありませんが、放置していたら重大な事故につながる可能性があります。そのため黄色い警告灯が点灯したときも、なるべく早く点検・修理をしてもらう必要があります。

さいごに紹介するのが緑色の点灯色のものです。緑色は危険な状態や故障・不具合を示すものではありません。そのため警告灯ではなく「ランプ」などの名前で呼ばれます。作動中などを示すものが多いです。たとえばライト点灯中を示すランプや、ウィンカー点灯中を示すランプなどがあります。

冬場に気をつけたい警告灯

ここからは、冬場に気をつけたい警告灯について紹介していきます。

冬に気をつけるべき警告灯は、おもに以下の種類です。

  • 水温警告灯
  • 充電警告灯
  • 油圧警告灯
  • エンジン警告灯

ひとつずつ詳しく見ていきます。

水温警告灯

水温警告灯は、エンジンの冷却水が適正温度でないときに点灯する警告灯です。適正温度より低いと青色、高いと赤色に点灯します。車によっては水温警告灯の代わりに、水温計が搭載されているものもあります。

冬場だとエンジンをかけた直後は、水温警告灯は青く点灯することが多いです。しばらく運転すると、水温が適正温度まだ温まるので、消灯します。そのため通常はそこまで気にしなくても構いません。しかし、しばらく運転しても青い水温警告灯が消えない場合は、点検が必要です。ディーラーや整備会社などに連絡して、見てもらってください。

水温警告灯が青のままで消えないことへの対策は、寒くなる前にサーモスタットやラジエーターを点検することです。サーモスタットは水温を調整する役目、ラジエーターはエンジンを冷やす役目があります。自分でよくわからなければ、ディーラーや整備会社にお願いしましょう。

ちなみに水温警告灯が赤色に点灯した場合は、すぐに運転を中止してください。オーバーヒートする可能性があります。

充電警告灯

充電警告灯は、バッテリーなど車の充電設備の異常を知らせる警告灯です。バッテリー警告灯とも呼ばれます。点灯色は赤色です。

車はさまざまなところで電気を使用しており、その電気を供給するのがバッテリーの役割です。また走行時にバッテリーは充電されます。しかしバッテリーの充電が不足し、発電量が減少すると、充電警告灯が点灯するのです。点灯したら、バッテリー交換を行ってください。

急激に寒くなるとバッテリーの比重が下がり、本来のバッテリーの性能が発揮されにくくなり、電力不足になることがあります。冬には暖房やライトの使用時間が長くなることも、電力不足になりやすい原因です。

寒い季節になる前にバッテリー点検をし、早めにバッテリーを交換して電力不足の対策をしましょう。

油圧警告灯

油圧警告灯は赤く点灯して、エンジンオイルの圧力の異常を知らせます。寒くなるとエンジンオイルの粘度が固くなり、本来の性能を発揮しにくくなるのです。

エンジンオイルが固くなると、エンジンの動作のスムーズさが失われます。そうなるとエンジン始動時にバッテリーに負荷がかかってしまい、エンジンやバッテリーの劣化が早まるのです。場合によってはエンジンが故障することもあります。

ほかにも油圧警告灯が点灯する原因として、エンジンオイルの減少や漏れ、ポンプなどの故障の可能性もあります。

油圧警告灯が点灯したときは、速やかにディーラーや整備会社でエンジンオイルまわりを点検してもらい、原因を探ってください。

対策は、適正時期でエンジンオイルを交換することです。エンジンオイルは交換時期の目安がありますので、それに従ってきちんとエンジンオイル交換をしましょう。寒さに強い冬用エンジンオイルもあります。冬になる前に冬用エンジンオイルに交換するのも手です。

また、発車前にこまめにエンジンオイルの点検をするのも大切です。

エンジン警告灯

エンジン警告灯は、エンジン関係になんらかの異常があったときに黄色く点灯します。トランスミッションシステムに異常があったときも点灯します。

エンジン警告灯は非常にさまざまな原因で点灯するので、点灯したらまずディーラーや整備会社へ行って、見てもらいましょう。

エンジン警告灯は黄色い点灯なので、赤い点灯の警告灯よりは重要度は下がります。すぐにエンジンが停まるということはありません。しかし寒い冬にエンジンが停止すると、救援が車で寒い中で過ごさなければいけなくなります。ですのでエンジン警告灯が点灯したら、早めに点検してもらいましょう。

まとめ

車の警告灯は運転手に対して、さまざまな情報を知らせてくれます。意味と対処法をしっかりと把握し、適切な処置をして重大な故障や事故が発生するのを未然に防ぎましょう。また寒い時期になる前に点検をおこない、警告灯で知らされる前に対応しておくことも大切です。警告灯について理解し、楽しいカーライフを送りましょう。

困ったときはサコダ車輌に電話ください

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この記事を書いた人

渡辺
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