新型レヴォーグは、2020年〜2021年の日本カーオブザイヤーを受賞した車です。アイサイトXや大型ディスプレイを搭載しており、従来のレヴォーグよりも大きく進化しています。
デザインテーマは「パフォーマンス×アドバンスド」を据えており、ボディやメカニズムも全て先進的な内容になります。
しかし、「新型レヴォーグってこれまでのレヴォーグと何が違うの?」「新型レヴォーグのグレードごとの違いを知りたい」と考えている人もいるでしょう。
そこで本記事では、新型レヴォーグの特徴や新旧との違いを解説します。新型レヴォーグのグレードごとの比較や購入時の注意点も紹介するため、ぜひ参考にしてください。
目次
1.新型レヴォーグの特徴3選
新型レヴォーグの特徴は、以下の通りです。
- 新世代アイサイトを搭載
- 11.6インチの大型ディスプレイと12.3インチのフル液晶メーター
- コネクティッドサービス「SUBARU STARLINK」
それぞれ順に解説します。
新世代アイサイトを搭載
新型レヴォーグには、安全運転をサポートする新型アイサイト「アイサイトX」が搭載されています。
アイサイトXとは、高度運転システムを搭載した最先端テクノロジーを指しています。GPSや衛星情報と3D地図データを組み合わせることで、見通しの悪い場所でも安全な運転を可能にします。
また、新型アイサイトは従来のアイサイトにはない、様々な機能が搭載されています。具体的にアイサイトXで活用できる機能は、以下の通りです。
- 渋滞時ハンズオフアシスト・発進アシスト
- アクティブレーンチェンジアシスト
- カーブ前速度制御
- 料金所前速度制御
- ドライバー異常対応システム
アイサイトXにしか搭載されていない機能を活用することで、スムーズな運転を実現できるでしょう。
11.6インチの大型ディスプレイと12.3インチのフル液晶メーター
新型レヴォーグには、11.6インチの大型ディスプレイと12.3インチのフル液晶メーターが搭載されています。
縦型の大型かつ高精細の11.6インチの大型ディスプレイは、車両設定やエアコンの調整・テレビなど、様々な機能が内蔵されています。iOS・Android OSの両方に対応しているため、スマホと連動も可能です。
また、12.3インチのフル液晶メーターには、ノーマル画面やナビ画面・アイサイト画面など、3つの機能を切り替えて使用できます。画面切り替えはステアリングスイッチで簡単に行える点もポイントです。
コネクティッドサービス「SUBARU STARLINK」
新型レヴォーグには、コネクティッドサービス「SUBARU STARLINK」が搭載されています。
SUBARU STARLINKとは、車専用のr通信機で、24時間365日コールセンターと通信できます。基本機能としてリコールお知らせ機能とソフトウェア更新を利用できます。
また、有料のSUBARUつながる安心パッケージへ加入していれば、以下のサービスを利用できます。
- 先進事故自動通報(ヘルプネット)
- SUBARU SOSコール
- SUBARU iコール(安心ほっとライン)
- 故障診断アラート&セキュリティアラート
新車として新型レヴォーグを購入した場合、5年間は無料でSUBARUつながる安心パッケージを使用できます。どんな状況でも安心して運転できるのは、新型レヴォーグの特徴と言えるでしょう。
2.レヴォーグの新旧の違い
新旧のレヴォーグの違いは、以下の通りです。
項目 | 新型レヴォーグ | 旧型レヴォーグ |
全長 | 4,755mm | 4,690mm |
全幅 | 1,795mm | 1,780mm |
全高 | 1,500mm | 1,490mm |
ホイールベース | 2,670mm | 2,650mm |
排気量 | 1,795cc | 1,599cc |
価格 | 3,102,000円〜 | 2,948,000円〜 |
新型レヴォーグでは、特徴部分で紹介した内容以外にも、各項目に細かい違いが存在します。車体のサイズ感や排気量・各部分も異なるため、購入する際の参考にしてください。
3.新型レヴォーグのグレードごとの比較
新型レヴォーグは、2023年3月時点で以下4つのグレードが存在します。
- レヴォーグ「GT」
- レヴォーグ「GT-H」
- レヴォーグ「STI Sport」
- レヴォーグ「EX」
それぞれ順に解説します。
レヴォーグ「GT」
レヴォーグ「GT」とは、SUBARUの最新技術を搭載した新型レヴォーグのスタンダードモデルです。
基本価格は310,200円〜となり、アイサイトコアテクノロジーを標準搭載しています。カラーはクリスタルホワイト・パールを含めた7色展開となります。
また、7インチセンターインフォメーションディスプレイや4.2インチマルチインフォメーションディスプレイ付ルミネセントメーターなど、新型レヴォーグにしかない機能も特徴です。
レヴォーグ「GT-H」
レヴォーグ「GT-H」とは、GTの機能を踏襲したワンランク上のスタンダードモデルです。
基本価格は310,200円〜となり、カラーはアイスシルバー・メタリックを含めた7色展開です。GTでは17インチのアルミホイールを搭載していましたが、GT-Hでは18インチにアップしています。
基本搭載機能は同じではあるものの、足回りの存在感が増している点が特徴です。他にも様々な装備を搭載しているため、快適な運転を実現します。
レヴォーグ「STI Sport」
レヴォーグ「STI Sport」は、GT-Hの性能を引き継ぎつつドライブ機能を中心にグレードアップしたモデルです。
基本価格は5,764,000円〜となり、カラーはクリスタルホワイト・パールを含めた8色展開です。
また、新開発の2.4L BOXER 直噴ターボエンジンを搭載しており、スポーティーなドライブ感覚を味わえます。
電子制御ダンパー(ZF製)とドライブモードセレクトを搭載し、ドライバーの好みに合わせた走りを楽しめるでしょう。
レヴォーグ「EX」
レヴォーグ「EX」は、GT-Hをベースとしてハイグレードにアップさせたモデルです。
基本価格は370,700円〜となり、カラーはアイスシルバー・メタリックを含めた7色展開です。
GT-Hとの最大の違いは「アイサイトX」を搭載している点です。アイサイトXテクノロジーを中心にコネクティッドサービスやホワイトリング・ドライバーモニタリングシステムを標準搭載しています。
レヴォーグ「EX」はスポーティさと上質感を兼ね備えたハイグレードモデルと言えるでしょう。
4.新型レヴォーグを購入する上での注意点
新型レヴォーグを購入する際は、以下2つのポイントに注意しましょう。
- ハイパワーエンジンを非搭載
- 燃費が悪い
それぞれ順に解説します
ハイパワーエンジンを非搭載
新型レヴォーグを購入する際の注意点として、ハイパワーエンジン非搭載である点が挙げられます。
新型レヴォーグでは、全グレードにCB18型という新型エンジンに統一されています。
新型のエンジンは初代レヴォーグに比べてパワー面が落ちたと感じるケースが考えられます。
燃費が悪い
新型レヴォーグは、WLTCモード燃費で13.6km/L(GT、GT EXグレードは13.7km/L)となります。
他社の高燃費車に比べると燃費は悪いと言えます。そのため、旧型同様に燃費の悪さは改善されていないため、購入時は注意が必要です。
5.まとめ
以上、新型レヴォーグの特徴や新旧との違いを解説しました。
新型レヴォーグは、旧型と比べて内装・機能面で進化を遂げています。さらに、アイサイトXを搭載することで、より快適なドライブを実現しています。
新型レヴォーグの購入を検討している場合は、ぜひ参考にして下さい。