「ミニバンは種類が多くて迷っている」「ヴォクシーを検討しているが他のミニバンとの違いが分からない」こんな風に悩んでいる人も多いのではないでしょうか？

トヨタ「ヴォクシー」、日産「セレナ」、ホンダ「ステップワゴン」は5ナンバーのミニバンの代名詞として非常に人気です。

この記事では、人気車ヴォクシーのライバル「日産セレナ」「ホンダステップワゴン」を徹底比較していきます。

ミニバンの購入を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。

ヴォクシー・セレナ・ステップワゴンはどんな車？それぞれのスペックを比較

まずはそれぞれの基本的なスペックを見ていきましょう。

見た目以外はどれも同じでは？と思っているかもしれませんが、大きさや形が似ていてもメーカーによってスペックは異なります。

自分の使い方に合う車を探しながら比較してみてください。

ヴォクシーのスペック

	ガソリン車	ハイブリッド車
車体寸法（全長×全幅×全高）	4,710mm×1,735mm×1,825mm	4,710mm×1,735mm×1,825mm
室内寸法（全長×全幅×全高）	2,930mm×1,540mm×1,400mm	2,930mm×1,540mm×1,400mm
車両重量	1,600kg	1,620kg
乗車定員	7〜8人	7人

セレナのスペック

	Xシリーズ	ハイウェイスター
車体寸法（全長×全幅×全高）	4,685mm×1,695mm×1,865mm	4,770mm×1,740mm×1,865mm
室内寸法（全長×全幅×全高）	3,170mm×1,545mm×1,400mm	3,240mm×1,545mm×1,400mm
車両重量	1,680〜1,760kg	1,670〜1,780kg
乗車定員	7〜8人	7〜8人

ステップワゴンのスペック

	G、G・EXシリーズ	スパーダシリーズ
車体寸法（全長×全幅×全高）	4,690mm×1,695mm×1,840mm	4,760mm×1,695mm×1,840mm
室内寸法（全長×全幅×全高）	3,220mm×1,500mm×1,425mm	3,220mm×1,500mm×1,425mm
車両重量	1,660〜1,750kg	1,710〜1,820kg
乗車定員	7〜8人	7〜8人

ヴォクシー・セレナ・ステップワゴンの室内空間を比較

ここからは、ヴォクシー・セレナ・ステップワゴンの室内空間を比較していきます。

ヴォクシーのインパネデザインはハンドル部分から見えるように設計されており、セレナやステップワゴンよりも運転中の視認性が優れています。

また、ヴォクシーはシートアレンジが多彩で、2列目のキャプテンシートを中央に寄せることでスライドドアから簡単に3列目にアクセス可能です。

セレナのインパネデザインは、運転席側にまとまっておりスッキリとした印象です。

水平基調のシンプルなデザインで、メーターはデジタル表記を採用しています。

ステップワゴンのインパネデザインはセレナと似ており、運転席側に設置されています。

ステップワゴンは3列目からの視認性が高く、DC12Vの電源も採用されているため、ヴォクシーやセレナの3列目と比べると快適に過ごせるでしょう。

ヴォクシー・セレナ・ステップワゴンの走行性能を比較

次に、ヴォクシー・セレナ・ステップワゴンの走行性能を比較していきます。

ヴォクシーは運転席からの視認性が高く、広々とした視野が確保されています。

また、運転席からボンネットが見えるため車両感覚が掴みやすく、狭い道でも安心して運転できるでしょう。

セレナといえば力強い走りの「e-POWER」が有名です。

モーターならではの静寂性と、加速減速のなめらかさは電気自動車に匹敵します。

セレナはブレーキペダルを踏まなくても、アクセルペダルを緩めるだけで減速・停止が可能です。

ペダルの踏み替え回数が半分になるため、運転中の疲労は軽減するでしょう。

ステップワゴンはホンダらしい低重心設計で、安定した走りが実現しています。

急なカーブや高速道路でもフラつきにくく、爽快感のある加速が特徴的です。

ステップワゴンのターボは8人乗っていても加速しやすく、エンジンの回転数を抑える仕組みになっており、燃費も向上しています。

ヴォクシー・セレナ・ステップワゴンの安全装備を比較

最後に、ヴォクシー・セレナ・ステップワゴンの安全性能を比較していきましょう。

ヴォクシーはトヨタの安全装備「Toyota Safety Sense」が全車標準装備となっています。

Toyota Safety Senseには、以下11の機能が搭載されています。

• レーントレーシングアシスト
• レーンキープコントロール
• アダプティブ・クルーズ・コントロール
• 車線逸脱抑制御制機能
• インテリジェントクリアランスソナー
• 誤発進抑制機能
• 後方衝突被害軽減サポート
• 障害物お知らせ機能
• パノラミックビューモニター
• 先行車発進お知らせ機能
• オートハイビーム

後述するホンダの安全装備「ホンダセンシング」と内容は似ていますが、ヴォクシーはトヨタならではの機能が充実しています。

安全性能だけで選ぶならヴォクシーに軍配が上がるでしょう。

セレナには、日産の安全装備「プロパイロット」が搭載されています。

プロパイロットには、以下2つの機能が搭載されています。

• インテリジェントクルーズコントロール機能
• ハンドル支援機能

基本的には高速道路で力を発揮する機能で、ハンドル支援や車間距離を一定に保てるようにアクセルとブレーキを制御してくれます。

ステップワゴンはホンダの安全装備「ホンダセンシング」が標準装備となっています。

ホンダセンシングには、以下11の機能が搭載されています。

• 衝突軽減ブレーキ
• 誤発進抑制機能
• 走行者事故低減ステアリング
• 路線逸脱抑制機能
• アダプティブ・クルーズ・コントロール
• 車線維持支援システム
• 先行発進お知らせ機能
• 標識認識機能
• 後方後発進抑制機能
• 近距離衝突軽減ブレーキ
• オートハイビーム

ステップワゴンは、衝突軽減ブレーキや誤発進抑制機能など、事故を起こさないための機能が充実しています。

人気車ヴォクシーとライバル車種「日産セレナ」「ホンダステップワゴン」の比較まとめ

この記事では、人気車ヴォクシーのライバル「日産セレナ」「ホンダステップワゴン」を徹底比較しました。

5ナンバーミニバンとして人気の車なので、基本的なスペックは似ているものの、それぞれに個性があります。

使いやすさや乗り心地など、実際に乗ってみないと分からないこともあるでしょう。

まずは1度、試乗してみることをオススメします。