スズキの新型コンパクトSUV「フロンクス」を他の人気SUVと徹底比較!
スズキの新型コンパクトSUV「フロンクス」は、現代的なデザインと優れた性能で注目を集めています。コンパクトSUV市場では、トヨタ「ヤリスクロ…
2024年10月15日
画像元:ホンダ
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ホンダのSUVはリーズナブルな価格でありながら性能も申し分なく、人気になっているのもうなずけます。
ただ少し困ったことがあって、それはヴェゼルとWR-Vが似たような車のため選択に悩むことです。両車は似ているのですがいわゆる双子車ではないので違うところは結構違います。
そこでこの記事では、ヴェゼルとWR-Vがどのような車であるのかを明らかにしたうえで両者を比較して、どのような人にヴェゼル、またはWR-Vが向いているのか考えていきます。
目次
ヴェゼルのキャッチコピーは「きっかけは、きっとヴェゼル」です。きっかけ、といっていることから、ホンダがヴェゼルをSUVの入門車に位置づけていることがわかります。
ヴェゼルの特徴は、SUV特有のゴツゴツした感じを抑え気味にして、スタイリッシュにしているところです。山道や泥道を走るより、都会や地方都市を走るほうが似合っています。
WR-Vのキャッチコピーは「自分の『好き』をどこまでも追いかけよう」です。ここから、ホンダがWR-Vの購買層を多趣味な人に置いていることがわかります。WR-VのPR写真にはサーフボードを持った人やキャンプをしている人、買い物をしている人が載っています。
WR-Vはヴェゼルと打って変わって、SUVらしい力強さを全面に押し出しています。フロントは巨大グリルが鎮座していて堂々した印象があります。
ヴェゼルとWR-Vを数値で比較してみましょう。
ボディサイズや価格などは以下のとおりです。価格は税込みです。
ヴェゼル | WR-V | |
価格 | ●G(ガソリン、4WD)2,648,800円 ●e:HEV X(ハイブリッド) FF:2,888,600円 4WD:3,108,600円 ●e:HEV X・HuNTパッケージ(ハイブリッド) FF:2,998,600円 4WD:3,218,600円 ●e:HEV Z(ハイブリッド) FF:3,198,800円 4WD:3,418,800円 ●e:HEV Z・PLaYパッケージ(ハイブリッド) FF:3,556,300円 4WD:3,776,300円 | ●X(ガソリン、FF)2,098,800円 ●Z(ガソリン、FF)2,349,600円 ●Z+(ガソリン、FF)2,489,300円 |
全長 | 4.34m | 4.325m |
全幅 | 1.79m | 1.79m |
全高 | 1.58または1.59m | 1.65m |
重量 | 1,320~1,480kg | 1,210または1,230kg |
この表に、2台の似ているところと異なるところがくっきり出ています。
ヴェゼルは車種が多く、ガソリン車とハイブリッド車を用意しています。ハイブリッド車はさらにリーズナブルなFFと悪路走行に適した4WDを用意しています。
ここからホンダは、さまざまなタイプの人にヴェゼルに乗ってもらいたいと思っていることがわかります。
一方のWR-Vはガソリン車しかなく、しかもFFのみです。つまりSUVでありながら4WD設定がありません。
ここからホンダが、安さを重視する人にWR-Vに乗ってもらいたいと思っていることがわかります。
WR-Vは最も高いZ+でも2,489,300円で、最も安いヴェゼルのGの2,648,800円より159,500円も安いのです。これはWR-Vの大きな強みでしょう。
2台全長と全幅はほぼ同じですが、全高がWR-Vのほうが6または7cm高くなっています。WR-Vはかなり背の高い車といえ、これは居住空間や乗り降りのしやすさに影響しそうです。
ヴェゼル
WR-V
ヴェゼルとWR-Vの価格差は内装に現れています。
両車の印象を短い言葉で言い表すと、シャープでスタイリッシュなヴェゼル、シンプルなWR-Vとなるでしょう。
ヴェゼルは操作ダイヤルやレバー類の材質が、少しリッチです。出っ張っている部分と引っ込んでいる部分が複数あって、手が込んでいるデザインになっています。
一方のWR-Vは、良くいえばすっきりしているのですが、悪くいうと、少しチープな印象があります。操作ダイヤルやレバー類の素材も低品質な印象がぬぐえません。
ただWR-Vの操作ダイヤルやレバー類の操作性はまったく問題ありません。車に多くのことを求めない人は、「品質をこの程度に抑えて安くしてくれたのはありがたい」と感じるかもしれません。
走行性能に関する数値を紹介します。
ヴェゼル | WR-V | |
最高出力 | ●ハイブリッド エンジン106PS モーター131PS ●ガソリン 87PS | 87PS |
最大トルク | ●ハイブリッド エンジン127N・m モーター253N・m ●ガソリン 142 N・m | 142 N・m |
燃費 | ●ハイブリッド 21.3~26.0km/L ●ガソリン 15 km/L | 16.2~16.4km/L |
最高出力でも最大トルクでも、ヴェゼルのハイブリッド車が頭一つ抜けている印象があります。ガソリン車は、ヴェゼルとWR-Vで同じ性能です。
燃費はハイブリッド車の圧勝です。
さらにヴェゼルにはドライブモード切替、減速セレクター、ハンドリングアシスト、ヒルディセントコントロールなどが搭載されていますが、WR-Vにはいずれもありません。
なお予防安全機能であるホンダセンシングは、両車に装着されていて、フロントワイドビューカメラと8基のソナーセンサーで検知する仕組みも同じです。安全装置に差がないのは、良いことといえるでしょう。
ここまでの比較から、ヴェゼルをおすすめする人・しない人と、WR-Vをおすすめする人・しない人は次のとおりです。
・ちょっとリッチな気分を味わいたい人
・燃費を気にする人(ハイブリッド)
・悪路を走ることがある人(4WD)
・コストを重視する人(WR-Vより少し割高だから)
・コスパを重視する人
・自動車を実用品と考えている人
・街中でしか走らない人
・悪路を走りたい人(FFしかないから)
・所有欲を満たしたい人(内装が少しチープだから)
・デザインや性能を重視する人(ヴェゼルより少し劣るから)
ヴェゼルは高い性能の割に価格は安いといえますが、WR-Vと比べると「高い」と感じてしまうでしょう。そのためヴェゼルが持っているものに興味をひかれた人には向いています。
一方のWR-Vは、ヴェゼルと比べてしまうとどうしても見劣りがします。しかしWR-Vのオーナーになってしばらく乗れば、ヴェゼルと比較することもないので、「この車はこれでいい」と思えるでしょう。過不足がない車なので、コスパを重視する人にはWR-Vをおすすめできます。
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