洗練されたデザインとリーズナブルな価格で人気を博している「ヤリスクロス」。
コンパクトSUVならではの使い勝手の良さと、SUVらしい外観が魅力で、ヤリスファミリーの売り上げに貢献しています。
この記事では、ヤリスクロスの内装について徹底解説していきます。
コンパクトSUVを検討している人は、ぜひ参考にしてください。
目次
トヨタ「ヤリスクロス」はどんな車?
2020年7月から登録車月間販売台数ランキングで1位を独占しているトヨタ「ヤリス」。
この結果には少しワケがあり、ランキングで集計されている「ヤリス」には、コンパクトハッチバックの「ヤリス」、ホットハッチの「ヤリスGS」、コンパクトSUVの「ヤリスクロス」など、複数の車種が1つの車として扱われています。
ヤリスクロスはシリーズの中で5割程度の販売台数を占めており、単独でランキング1位にはなれないものの、人気車種であることは間違いありません。
スポーティな印象が強いヤリスシリーズの中で、ヤリスクロスはコンパクトSUVらしい力強さを感じられるデザインです。
トヨタ「ヤリスクロス」の特徴や魅力
ここからは、ヤリスクロスの特徴や魅力について紹介していきます。
- 使い勝手抜群のちょうど良いボディサイズ
- 街乗りからアウトドアまで幅広く似合うデザイン
- SUVなのに買いやすい!エントリー価格は「163.5万円」
それぞれ詳しく見ていきましょう。
使い勝手抜群のちょうど良いボディサイズ
ヤリスクロスは基本的にヤリスをベースに開発されていますが、全体的なボディサイズはひと回り大きくなっています。
ヤリスとヤリスクロスのボディサイズを比較して見てみましょう。
ヤリス | ヤリスクロス | |
全長 | 3,940mm | 4,180mm |
全幅 | 1,695mm | 1,765mm |
全高 | 1,500-1,515mm | 1,590mm |
ヤリスクロスの全幅はヤリスと比べると、70mmほど広がっており、ヤリスは5ナンバーですがヤリスクロスは3ナンバーとなっています。
70mmといえど全幅が広がっている影響は大きく、ヤリスクロスの内装は広々とした印象に仕上がっています。
もちろんランゲージルームも大きいため、余裕を持って荷物を積み込めるでしょう。
「大きすぎる車は運転する自信がない、でもコンパクトカーは小さすぎる!」と考えている人にはぴったりのボディサイズです。
街乗りからアウトドアまで幅広く似合うデザイン
ヤリスクロスは、トヨタらしい洗練されたエクステリアデザインで、都市部からアウトドアまで、多様なシーンに対応しています。
基本的にはヤリスと共通したデザインになっていますが、ところどころタフな印象が感じられます。
どっしりとした安定感のあるフォルムはモダンな雰囲気があり、街乗りとオフロードを組み合わせたデザインです。
SUVなのに買いやすい!エントリー価格は「163.5万円」
ヤリスクロスのエントリー価格はなんと「163.5万円」です。
全車でディスプレイオーディオを標準装備しており、装備も充実していますがかなりお手頃な価格設定になっています。
金額が高くなりやすいコンパクトSUVですが、全体的に割安感の強い値付けです。
ヤリスクロスの最上位グレード「ハイブリッドZ」は、電気式4WDのE-Four仕様ですが税込で300万円以内に収まっています。
トヨタ「ヤリスクロス」の内装を徹底解説
それでは次に、ヤリスクロスの内容について解説していきます。
- 広々とした室内空間
- 見た目以上に広い荷室
- ディスプレイオーディオが標準装備
- 1,500Wと大容量のアクセサリーコンセント
それぞれ詳しく見ていきましょう。
広々とした室内空間
ヤリスクロスの室内空間は、室内長1,845mm×室内幅1,430mm×室内高1,205mmです。
外観のデザインだけを見た人は「ヤリスクロスは狭いのでは?」と思っているかもしれませんが、見た目以上の広々とした室内空間を有しています。
また、3ナンバーと言うこともあり、後部座席に大人が2人座っても膝周りには余裕があります。
大人4人で乗車する機会が多い人でも、ストレスなくドライブできる設計です。
見た目以上に広い荷室
ヤリスの荷室容量はVDA法390Lで、コンパクトSUVとしてはトップクラスです。
リアシートを倒さないでもゴルフバック2つを積載しても、スペースが余るほどの広さを有しています。
また、左右のリアシートとセンターアームレストを分けて倒せるため、状況に合わせて使えるでしょう。
リアシートをすべて倒したときの荷室容量は1,102Lで、自転車2台でも簡単に積み込めます。
ディスプレイオーディオが標準装備
ヤリスクロスは最廉価グレードを含めた、すべてのモデルにディスプレイオーディオが標準装備です。
ディスプレイオーディオは上位グレードのみに装備されている印象がありますが、ヤリスクロスはオプション料金もなしで利用できます。
装備されているディスプレイオーディオは、Bluetoothでのオーディオ再生やハンズフリー通話はもちろん、Apple CarPlayやAndroid Autoにも対応しています。
1,500Wと大容量のアクセサリーコンセント
ハイブリット専用ではありますが、1,500Wの大容量アクセサリーコンセントがメーカーオプションに用意されています。
ドライブ中の普段使いとしてももちろん便利ですが、災害時に非常用電力として備えられるのは大きな魅力でしょう。
消費電力を400Wに抑えた状態であれば、ガソリン満タンで約5日間の電力供給が可能です。
トヨタ「ヤリスクロス」の内装を徹底解説まとめ
この記事では、ヤリスクロスの内装について徹底解説しました。
ヤリスクロスはエクステリアデザインだけでなく、内装や機能面においても優秀な車です。
また、装備が充実しているにもかかわらず、お手頃な価格設定になっているのも人気を博している理由の1つでしょう。
シートアレンジもしやすく、街乗りからアウトドアまで幅広いシーンに対応しています。
見た目以上の広さや高級感があるため、ヤリスクロスを検討している人は、ぜひ1度試乗してみてください。