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ここが進化した!スバル新型「クロストレック」と先代XVの違いを徹底比較!

※画像はイメージです。

スバルから2022年末に発表されたばかりの新型クロストレック。現行のSUBARU XVをベースに進化を遂げ、既に多くの予約が入っています。発売は2023年春とのことで、今から待ち遠しい方も多いのではないでしょうか。今回はそんな新型クロストレックの特徴や魅力を、現行XVと比較しながら徹底解説します!

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画像元:スバル



1.クロストレックとは【XVとの関係性】

 2022年12月にスバルより正式発表されたクロスオーバーSUVの新型クロストレック。先代にあたるSUBARU XVは、以前から北米ではクロストレックのモデル名で販売されていましたが、今回から日本を含むグローバルで同じ名称に統一されました。

 XVは2017年にインプレッサをベースとしたSUVモデルとして発売され、シティSUVの先駆け的存在として今でも高い人気を誇っています。2021年発売の年次改良モデルが現行車両であり、すでに新規生産は終了しています。

 そんなXVをベースに新規開発された今回の新型「クロストレック」。一体何かどのように変わったのでしょうか。

2.デザイン・エクステリア

フロントフェイスはアクティブで力強いデザインへ

 まず最初に目つくのがインパクト抜群のフロントフェイス。中央の大きなヘキサゴングリルは立体的な構造となっており、さらにそこへ向かって伸びる樹脂パーツは躍動的な力強さを感じさせるデザインです。以前のXVではインプレッサベースということもあり、街の風景に溶け込みやすいスマートさを感じる見た目でしたが、クロストレックでは樹脂パーツの割合を増やし、さらにボンネットフードを高くしたことで本格SUVの風貌が増し、アウトドア感あふれるデザインに変化しました。一方で車両サイズはXVからほぼ変化がなく、しっかり街乗りにも使える造りとなっています。

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画像元:スバル

XVからの正統進化を感じさせるサイドとリア

 サイドとリアはXVからの正統進化を感じさせる造りで、XV現有オーナーにとっても馴染みある親しみやすいデザインになっています。変化点としては、フロントフェンダーとリヤバンパーにエアアウトレットが設けられたことで、空力処理による走行性能向上だけでなく、本格感のある仕上がりとなっています。

 リアのコンビネーションランプはレヴォーグやフォレスターを踏襲したコの字形状になっており、スバルブランドの統一感あるシャープなデザインに進化しています。

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画像元:スバル

カラーバリエーションもアウトドア色を中心に豊富

 カラーバリエーションも進化しています。コンセプトカラーであるオフショアブルー・メタリックは深みがあり、落ち着きつつもアウトドア感を匂わせる流行を抑えたカラーリングとして追加されました。XVではクールグレーカーキやラグーンブルーパールなどの比較的鮮やかな色味が人気でしたが、それと比べてどっしりとした質感のカラーによって、クロストレックのカーコンセプトである本格SUVとしての質感が更に引き立っています。一方でシャープなデザインも併せ持っているため、従来のような鮮やかなカラーにもしっかりと馴染んでくれるでしょう。

3.インテリア

 インテリアのデザイン面ではアクティブさとスマートさを兼ね備えたXVのコンセプトがしっかりキープされており、ブラックとグレーをベースにした内装は長く乗っていても飽きのこない質感となっています。

 一方で機能面では様々な進化が見られ、特にナビシステムは目玉の一つです。

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操作性の高い11.6インチ大型インフォメーションディスプレイ

 これまでXVでは8インチのビルドインナビが最大サイズでしたが、クロストレックでは11.6インチのセンターディスプレイとインフォシステムがオプションで選択可能です。これは新型レヴォーグにも採用されていたナビシステムで、タブレット感覚のような自由度の高いユーザーインターフェースで操作が可能です。スマートフォンとの連携もスムーズで旅行の際も快適に楽しむことができるでしょう。一方でXVにおいて好評だったインパネとナビの一体感あるデザインは維持されており、内装全般のスマートさを更に引き立ています。

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細部のユーティリティも改良でより便利に

 クロストレックから追加されたサンルーフも内装のアクセントに一役買っており、天気のいい日のドライブが楽しくなるアイテムです。その他にも後列シートにUSBポートが追加されていたり、カップホルダーの位置もドライバが取りやすい位置になっているなど、細かいながら気遣いを感じられるポイントがいくつもあります。

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4.安全性能

 スバル車全体における安全思想としての「0次安全(=そもそも事故を起こしにくい車づくり)」は、クロストレックでも継続されています。視界を妨げないピラー設計や、操作性の高いインターフェース類、疲れにくいシート設計などはXVから引き続き高いクオリティで維持されています。

 その上でXVから更に進化した安全システムを紹介します。

最新のアイサイトシステムを採用

 アイサイト用カメラはこれまでXVではステレオ(2眼)のみでしたが、クロストレックでは更に超広角単眼カメラを追加されました。この単眼カメラを加えた計3眼のアイサイトシステムに進化しました。

 これにより、右左折時などの低速走行時に、歩行者/二輪車検知が従来よりも圧倒的に早く出来るようになりました。更に電動ブレーキブースターによる迅速な停止によって安全運転をサポートしてくれます。加えて前後4つのレーダーが追加され、従来同様のソナーセンサも含めて360度を検知するセンシングシステムにより、安全運転を今まで以上にサポートしてくれるようになりました。

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大画面マルチビューモニターで駐車もラクに

 XVでは実装のなかったマルチビューモニターによって、狭い道の幅寄せや駐車場での運転をサポートしてくれます。ナビが11.6インチに拡大されたことで視認性も十分であり、設定によっては3D表示での直感的な操作も可能です。

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5.走行性能

 ドライブトレインは水平対抗エンジンを継続して採用しており、XV同様に滑らかな走行感を味わえます。またマイルドハイブリッドであるe-BOXER制御も同様に採用しており、走り出しの力強いトルクと燃費に配慮した走行が可能となっています。

2ピニオンパワステ採用で滑らかなステアフィール

 ステアリングについては、2ピニオンの電動パワステを採用することで、XVよりもより滑らかで応答性のあるステアフィールに進化しています。特に悪路やS字カーブでの運転時にその変化を感じやすいでしょう。

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画像元:スバル

静粛性が大幅に向上

 静粛性もXVから強化されました。フルインナーフレームやサスペンションシステムによる走行時の足のばたつき軽減や、減衰特性の高い接着剤をルーフパネルに採用したことで雨音等を軽減し、車内の静粛性を今まで以上に高めています。

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画像元:スバル

6.主要諸元表

 クロストレック (Limited)XV (Advance)
エンジン2.0L DOHC直噴+モーター(e-BOXER)2.0L DOHC直噴+モーター(e-BOXER)
駆動方式FWD、AWDAWD
トランスミッションリニアトロニックリニアトロニック
全長×全幅×全高(mm)4480×1800×15754485×1800×1575
ホイールベース(mm)26702670
最低地上高(mm)200200
車両重量(kg)1560(AWDは1610)1560
燃費(WLTC)  (km/L)16.4(AWDは15.8)15.0
総排気量(cc)19951995
モーター最大出力(kw)1010
モーター最大トルク(N・m)6565



※詳細は車両メーカーホームページをご参照ください

7.まとめ

 新型クロストレックは、現行XVの人気の理由であるデザイン性の高さや走行性能・安全性をベースに、正統進化を遂げたスバル渾身のクロスオーバーSUVです。是非一度近くのディーラーへ訪れてその進化を体感してみてください。



8.おまけ

クロストレック試乗レビュー

この記事を書いた人

渡辺
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