今回は大人気SUV普通車、TOYOTA「カローラクロス」とSUBARU「クロストレック」の比較をしてみました!
そして同じSUVカテゴリの車両ですが、メーカーが違うとどんな違いがあるのか?
内装・外装だけでなく後席やラゲッジスペースまで細かく比較していきたいと思います!
目次
紹介車種
TOYOTA カローラクロス
メーカー小売希望価格¥2,400,000〜
燃費 WLTCモード:14.4km/L (ハイブリッド26.2km/L)
全長 4,490 mm x 全幅 1,825 mm x 全高 1,620 mm
カローラシリーズ初のSUVです!
全部でZ・X・Gの3グレードあり、ハイブリッドと2WD/4WDの選択ができます。
今回比較で用意した車両は中間グレードのSのハイブリッド車です。
SUBARU クロストレック limited AWD
メーカー小売希望価格¥3,289,000〜
燃費 WLTCモード:16.4km/L
全長 4,480 mm x 全幅 1,800 mm x 全高 1,550 mm
昨年フルモデルチェンジされた車両です。
スバルは4WDしか設定のない車両もあり、2WD/4WDと選べる車両は少ないのですが、クロストレックは選択が可能です。
グレードは「Touring(ツーリング)」と「Limited(リミテッド)」の2種類あり、今回比較する車両のグレードはリミテッドです。
外装をチェック!
先に記載した諸元を見てみると、クロストレックよりカローラクロスの方が
全長10mm、全幅25mm、全高70mmと全ての数値が大きいので、カローラクロスの方が1周り大きく設計されているようです。
タイヤサイズ
クロストレックのタイヤサイズは225/55R18。
カローラクロスは215/60R17です。
カローラクロスのホイールサイズが17インチなのは、中間グレードのSグレードのためです。
これが上級モデルのハイブリッドZになると225/50R18となります。
そのためZのみホイールデザインも異なります。
ホイールベース
カローラクロスのホイールベースは2,640mm。最小回転半径は5.2mです。
対するクロストレックは2,670mm。最小回転半径は5.4mとなり、
カローラクロスの方が小回りが効くようです。
カラー
カローラクロスは8色の中から選択が可能。
クロストレックは9色設定があります。
その他外装ポイント
カローラクロス
フロント部を見るとカローラクロスの”C”マークがすぐに目に入るかと思いますが、
ハイブリッド車になるとCマークの周囲が青色になるので、Cマークを見ればハイブリッド車かどうかの見分けることが容易にできます。
標準でルーフレールが装備されています。
他、上級のZグレードになるとシーケンシャルターンランプ(流れるウィンカー)とフォグランプが装備されます。
クロストレック
ルーフレールを取り付けたい!となった場合は、メーカーオプションをつけなければなりません。
又、カローラクロスのように流れるウィンカーの設定はどのグレードにもないので要注意です。
しかしこちらは上級のリミテッドモデルなので、フォグランプは標準装備です。
内装をチェック!!
運転席周辺の装備から後部座席、荷室まで細かくご紹介していきます!
シート
カローラクロスのSはファブリックシートですが、上級のZになると本革+ファブリックのハーフシートになり質感がUPします。
そして運転席8ウェイパワーシートもついてきます。
【8ウェイパワーシートって??】
前後スライド、リクライニング、シート上下、座面前端の上下を電動で調整ができるシートのこと。
クロストレックは上級グレードのリミテッドでもファブリックシートですが、オプションで本革を選択することができます。
そしてリミテッドは運転席10ウェイパワーシートだけでなく、助手席にも8ウェイパワーシートが搭載されています。(10ウェイは、上記8ウェイに+腰を支えるランバーサポートが追加)
それだけではなく、とても便利なメモリー機能も付いています!
もし他の人がシートを操作していつもの定位置を変えてしまったとしても、あらかじめ好みのシート位置を設定しておけば簡単に元の位置に戻してくれるめちゃくちゃ便利な機能がついています!
カローラクロスには無い装備なので大きなポイントです。
そして「ドライバーモニタリングシステム」というスバル独自の顔認識機能がついているのですが、シートメモリーと連動しているので、車両に乗り込むだけでユーザー情報を呼び出してくれるめちゃくちゃ便利機能です!
エアコン&ディスプレイ
カローラクロスのエアコンは運転席と助手席で設定温度を変えられるのがポイント。
そしてナビディスプレイは7インチが標準。テレビやYouTubeなどをつないで大画面で観たいという方は9インチのディスプレイに変更できるオプションもあります(+¥28,600)
しかしCDやDVDデッキは販売店装備オプションになるので、希望される方はあらかじめ伝えておくと良いかもしれません。※置くだけ充電との併用はできませんので要注意です!
クロストレックは11.6インチのインフォメーションディスプレイ&インフォティメントシステムが搭載されています!(リミテッドのみの装備)
スバルおなじみの縦長ディスプレイですが、テレビ画面に切り替えた場合、実際に映像が映し出される部分は7インチ程度。少し小さめで物足りないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
エアコンの操作もこのディスプレイで行うのですが、運転席と助手席で温度設定など分けられます。なによりこのタッチパネルがカッコいい!
しかしエアコンの温度調整のみ従来通りのボタン操作でアナログになっています…。
電子パーキングブレーキ&ブレーキホールド
カローラクロスにはブレーキホールドと電子パーキングブレーキのスイッチがシフトノブ近くに搭載されていますが、
クロストレックの場合、電子パーキングのスイッチはありますが、ブレーキホールドはディスプレイで「オートビークルモード」を選択すると使用できます。
センターコンソール
両車ともアームレスト兼センターコンソールがありますが、カローラクロスのコンソール内にはシガーソケットが1つ付いていて、底には布もついているので、入れる物もコンソール内も傷付きにくい仕様になっています。
そして幅があるので、運転席の方と助手席の方で共用できそうです。
しかしクロストレックのほうが圧倒的にコンソール内サイズは大きく、たくさん物が入るので便利です。
室内灯とバイザーミラー
カローラクロスの室内灯は白色でデザインもオシャレ。
バイザーミラーは運転席と助手席についていますが、ミラー使用時用のライトも天井に装備されています。ミラーを開けると連動してライトが点くようになっており、とても明るく見やすいので女性にとても嬉しい装備です。
クロストレックの室内灯は従来の豆電球タイプでオレンジ色です。
バイザーミラーもついていてライト付きですが、従来通りミラー横に小さなオレンジのライトがあるタイプです。助手席にも装備されています。
その他
カローラクロスのZグレードになると運転席と助手席にシートヒーターが搭載されます。ちなみにクロストレックのシートヒーターはメーカーオプションです。
カローラクロスのガソリン車にはパワーモードスイッチがセットされていますが、ハイブリッド車になるとEVモード(モーターのみ使用して走行するモード)とドライブモード(エンジンを使用して走行するモード)を選択できるスイッチに変わります。
カローラクロスのドアの内側には、ドアが閉めやすいようにハンドルがついています。この手すりがあることによりドアの開閉がとても楽になるので、細かな所にも気配りされていて嬉しいですね。
スバルの先進機能の1つでもある3Dビューですが、他社のシステムにもある”車体を上から見た映像”を、さらに3Dにしてディスプレイ表示してくれる機能もあります!
立体的に映し出してくれるので、とても見やすいです。
こういったところから、スバルの安全性能の高さを実感できますね。
カローラクロス、クロストレック共にサンルーフをメーカーオプションで取り付けることができます!
トヨタ車でサンルーフをつけられる車両が少ないので、この選択ができるのは嬉しいですね。
後部座席
2台とも座ってみた時の広さやシートの感じを比較してみました。
カローラクロスの方が天井は広く感じましたが、横幅はクロストレックの方が広く感じました。
実寸だとカローラクロスの方が全幅も全高も大きいのですが…これは実車を比較してみないとわからないところですね。
シートの質感はカローラクロスの方が柔らかく感じました。
しかしクロストレックにはステップ部分が広く取ってあるので乗り降りしやすそうな印象です。
ちなみに両車ともにリクライニングはできませんが、リクライニングできなくてもゆったりと座れる設計になっています。
ラゲッジスペース
両車ともさすがSUV、荷室は広めに設計されています。
容量を比較すると、カローラクロスは487L、クロストレックは315Lあるので、カローラクロスの方が圧倒的に容量が大きいです。
カローラクロスのZになるとハンズフリーパワーバックドアが装備されます。
(Sはメーカーオプション)
スマートキーを持ってリアバンパーの下に足を出し入れするだけでゲートを開くことができるので、両手が塞がっているときに便利な機能です。
カローラクロスの荷室の下には、2WD限定でスペアタイヤをオプションでつけることができます。
しかし後部座席を倒してもフラットにはならないので、ラゲッジスペースで車中泊は難しいかもしれません。
クロストレックの良いところは、後部座席を倒してみるとフラットになるので荷物が積みやすく、寝転がりやすいところです。
ただし天井との距離がカローラクロスに比べると近い印象があるので、車中泊などする場合には少し圧迫感を感じるかもしれません。
まとめ
今回ご紹介した2台の比較ですが、第二弾では試乗レポートをしました!
実際に試乗してみてどのように見えやすさなどが変わってくるのか、パワーはどれぐらいの差があるのかをお伝えしておりますので第二弾につきましては、ぜひサコチャンネルをチェック!
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